授業コード 64006200 クラス
科目名 食産業の理解 単位数 2
担当者 亀井 勇統 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 食産業の理解 (Understanding of the food industry)
授業の概要  広島県には全国あるいは海外にも展開して本社や中心工場を置く食品関連企業があり、本学の卒業生も活躍しています。管理栄養士・栄養士の業務は、給食経営管理や直接的な栄養教育活動、公衆栄養活動だけでなく、食品企業において、食品の開発・改良・研究や品質検査、普及等に関するものもあります。そこで、毎年2~3社、食産業に従事する方々をオムニバスで講師として招き、各々の業界での戦略や展望、地域との関わり等について学ぶ場とします。ただ、遠方の企業の方や担当者の都合によっては、水曜日の午後の講演もありえます。この講演日は事前に告知しますが、この講演への出席は単位取得に原則必須のため注意して下さい。企業の講師による講演がない授業日には、食品企業での勤務経験を持つ担当教員から、新たな食品を開発していくために必要な知識、研究開発や品質管理の重要性について解説します。
学習の到達目標 1)講演してもらった食品企業担当者からの話の概要を説明できる。

2)食品企業における研究開発や品質管理の特徴を説明できる。
授業計画 第1回 授業の内容説明、成績評価方法説明、講演のスケジュール予定についての説明、食品企業についての概説
第2回 講演頂くA企業についての事前学習、賞味期限設定方法
第3回 講演(1)A社担当者
第4回 レポート提出および質疑応答、食品の加速試験方法
第5回 講演頂くB企業についての事前学習、食品の官能評価方法
第6回 講演(2)B社担当者
第7回 レポート提出および質疑応答、食品の簡易分析方法
第8回 講演頂くC企業についての事前学習、機能性表示食品の開発例
第9回 講演(3)C社担当者
第10回 レポート提出および質疑応答、生鮮食品の機能性表示食品化
第11回 食品の新製品開発を考える際のポイントについて
第12回 一般的な研究・開発・スケールアップについて、J-オイルミルズの研究開発事例
第13回 品質管理およびその基準について、カゴメの研究開発事例
第14回 消費者からのクレーム・意見への対応について、ミツカンの研究開発事例
第15回 まとめ、全体を集約したレポートの提出もしくは小テスト
授業外学習の課題 新しい食品の発売に関心を持ち、その背景を調べたり、考えてみる。

レポートは、企業担当者による講演の翌週には提出が必要となる。
履修上の注意事項 ・対面授業を実施します。ただし大学から指示があった場合には、オンライン(オンデマンド)に移行します。オンラインの場合は、企業からの講師の来学は中止の方向で対応します。

・企業担当者による講演会を欠席する場合には、事前申告すること。やむを得ない特別な事情を除き、自己都合による欠席は大きく減点されるので、注意が必要。

・可能性は低いが、水曜の午後の企業担当者講演会実施の可能性もあるため注意のこと。

・授業の欠席が6回になった時点で、単位取得は不可。

・企業担当者の都合が優先されるため、講演会の開催が連続する週もありうるが、事前に(早めに)告知する。
成績評価の方法・基準 レポート(70%)、授業の態度・取り組み(30%)
テキスト なし (教員作成プリントあるいは文献や新聞記事などのコピーは配布する)
参考文献 食品微生物学(村田容常ら編、東京化学同人)

食品衛生学(一色賢司編、東京化学同人)

食品学(久保田 紀久枝ら編、東京化学同人)
主な関連科目 食品学ⅠおよびⅡ、食品微生物学、地域食産業演習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
本授業後の空き時間帯があればその時間およびオフィスアワーを活用して、質問や相談へ対応します。事前予約して下さい。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部健康栄養学科(専門発展分野) FHNU40103 2017~2022 3・4