授業コード 64005400 クラス
科目名 総合栄養演習Ⅱ 単位数 2
担当者 藤井 文子 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 総合栄養演習Ⅱ [General TrainingⅡ]
授業の概要 「総合栄養演習Ⅱ」では、臨床における症例や地域における栄養問題(公衆栄養活動)の検討、栄養管理・指導・演習等を通して、これまでに学修した専門分野の教育内容で得た知識と技術の横断・統合を図り、栄養評価・判定、栄養食事計画の作成、食事指導等を行い、幅広い視野から対象者の状況に合わせた効果的な栄養ケア・マネジメントの実施ができる系統的・総合的な能力を養います。
【実務経験内容(藤井):市の基幹病院(435床)で38年間給食経営管理と栄養管理に従事した経験】
【実務経験内容(栢下):公的医療機関(赤十字病院グループ)(405床)にて29年間,臨床栄養と給食経営管理に従事した経験】
【実務経験内容(木村):政令指定都市の職員として8年間保健所に勤務し,公衆栄養に従事した経験】
学習の到達目標 ①管理栄養士業務に必要な知識は、授業科目毎で区切られつものではなく、科目間を横断した総合的なものであることを理解できる。
②データを収集し、系統的に整理・解析したうえで総合的に考察する力を身につけることができる。
③関連する人々と協働する能力を高めことができる。
④プレゼンテーション能力を高めることができる。
授業計画 第1回 ガイダンス
臨地実習計画の確認、授業の進め方の説明等
実習に向けての心構え全般、実習ノートの書き方の説明
第2回 実習施設の概要を把握(組織。運営方針の特徴など)
栄養部門業務の概要(栄養管理、給食管理など)
第3回 給食経営管理について
・栄養部門の給食運営の概要:各施設の食事管理の仕組みやシステムが理解できるように全体像を学習
・電子カルテ、食事オーダーシステムについて学習
第4回 栄養管理について
栄養管理、栄養指導法について、対象に合わせたアセスメントから治療食献立、評価、指導までの流れを学習
第5回 献立の展開
・複数日の献立を作成
・一般食から治療食への展開した献立を作成
第6回 献立の展開
・複数日の献立を作成
・一般食から治療食への展開した献立を作成
第7回 チーム医療について
NST、摂食嚥下チーム、褥瘡対策チームなど管理栄養士がかかわるチームでの役割を学習
第8回 各実習施設のまとめ1
(グループ毎に報告書類を作成)
第9回 地域の栄養改善や健康寿命延伸のための公衆栄養活動
行政栄養士の業務について(基本指針と各地方公共団体の役割と施策)説明
第10回 地域の栄養改善や健康寿命延伸のための公衆栄養活動(生活習慣病予防、朝食欠食、高齢者の低栄養、女性の痩身願望等)別にグループ(1疾患毎に5名程度で4グループ)形成し、個人または集団に対する栄養管理・栄養指導法について、対象者または対象集団に合わせた評価から指導(食事提案を含む)までの流れを考える。
第11回 地域公衆栄養活動を中心とした栄養ケア・マネジメント-④
1グループの発表(15分程度)、質疑応答。
第12回 各実習施設のまとめ2
(グループ毎に報告書類を作成)
第13回 各実習施設のまとめ3
(グループ毎に報告書類を作成)
第14回 各実習施設のまとめ4
(グループ毎に報告書類を作成)
第15回 総まとめ
授業外学習の課題 ①「臨地実習Ⅱ~Ⅴ」の施設より課題が提示され次第、取り組みを開始する。
②「臨地実習Ⅱ~Ⅴ」の実習が終了次第実習記録をまとめ、報告会の準備をする。
③「臨地実習Ⅱ~Ⅴ」の報告会を別途実施する。(2・3年次生も全員出席)
授業1回あたり90分程度。
履修上の注意事項 ・2・3年次に特別な理由なく時間外に開催される「臨地実習Ⅱ~Ⅴ」の報告会を欠席した場合は、履修を保留とします。
・主専攻科目の単位取得状況によっては、履修を保留とします。
・「臨地実習Ⅱ~Ⅴ」と同一年度に履修する必要があります。
成績評価の方法・基準 【期末テスト】無
演習への取り組み(50%)、レポート・報告等(50%)を基本として総合的に評価します。
テキスト 随時資料を配布します。
例:日本栄養士会、全国栄養士養成施設協会編「臨地実習及び校外実習の実際」
参考文献 各分野の参考文献として授業中に使用した教科書・参考書
主な関連科目 健康管理概論、公衆衛生学、社会福祉概論、地域包括ケア論、食品衛生学、調理学、基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
随時受け付けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部健康栄養学科(総合演習) FHNU30702 2017~2022 4