授業コード 64001300 クラス
科目名 解剖生理学Ⅱ 単位数 2
担当者 勝岡 宏之 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 生体の構造と機能Ⅱ(Structural and functional biology Ⅱ)
授業の概要 栄養学の土台になる人体の構造と機能について、基礎的内容を学修する。人体の仕組みの全体像を把握し、人体を構成するさまざまな臓器に共通する要素について学ぶ。各器官の特徴を形態と機能の観点から、生殖器系、骨格系、筋肉系と運動機能、内分泌系、神経系、感覚器系、免疫系、皮膚組織、体温調節について学修する。
[実務経験内容:医療機関における臨床医としての診療経験]
学習の到達目標 ①管理栄養士として必要な人間の構造と機能について理解し、説明できる。
②人体の恒常性とその維持について、構造と機能の面から説明できる。
③各器官系の時間的経過における変化を説明できる。
授業計画 第1回 生殖器系①
*生殖器系の構成と機能、男性生殖器の発育過程・形態・機能
第2回 生殖器系②
*女性生殖器の発育過程・女性の性周期、排卵の機序、妊娠と分娩
第3回 骨格系①
*骨格系の構成と機能、骨・軟骨・関節・靭帯の構造と機能
第4回 骨格系②
*骨の成長、骨形成・骨吸収
第5回 筋肉系と運動機能
*筋肉系の構成と機能、骨格筋の構造と機能、赤筋と白筋
第6回 内分泌系①
*内分泌系の構成とホルモンの機能、ホルモンの分泌・構造・作用機序、ホルモン分泌の調節機構とその評価法
第7回 内分泌系②
*視床下部・下垂体とホルモン、甲状腺とホルモン、カルシウム代謝調節ホルモン
第8回 内分泌系③
*副腎皮質・髄質とホルモン、膵島とホルモン、性腺とホルモン
第9回 神経系①
*神経系の構成、中枢神経系
第10回 神経系②
*末梢神経系、脳の血管支配、ニューロンの形態と機能
第11回 神経系③
*感覚神経、運動神経、自律神経系
第12回 感覚器系
*感覚器系の構成と一般的性質、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、平衡覚、皮膚感覚、摂食の調節
第13回 免疫系①
*免疫系の構成と機能、非特異的防御機構、生体防御機構における免疫系の特徴
第14回 免疫系②
*体液性免疫、細胞性免疫、免疫学的自己の確立と破綻
第15回 皮膚組織、体温調節
*皮膚組織の構成と体温調節の機能、皮膚組織、体温調節
授業外学習の課題 資料と教科書をしっかり理解できるようにする。医療に関する本、新聞記事等に関心を持つ。授業外学習総時間:60時間
履修上の注意事項 ①管理栄養士国家試験において、この授業は、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の領域にあたるので、十分理解するように努力しなければならない。
②配布資料は適切に自己管理すること。授業後の配布は行わないので注意すること。
③授業中の不適切な態度・行動があった場合には、出席として認めない場合がある。
成績評価の方法・基準 授業中に実施する10回の小テストの合計(100%)で評価する。
テキスト 栄養科学イラストレイテッド 解剖生理学 人体の構造と機能 第3版、志村二三夫・岡純・山田和彦偏、羊土社、2020、本体2,900円+税、ISBN978-4-7581-1362-5
参考文献 ぜんぶわかる人体解剖図、坂井建雄・橋本尚詞著、成美堂出版、2010、本体1,900円+税、ISBN978-4-415-30619-3
主な関連科目 生化学、解剖生理学Ⅰ、解剖生理学実験、臨床医学Ⅰ、臨床医学Ⅱ、臨床医学Ⅲ、基礎栄養学、応用栄養学、臨床栄養学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に直接またはメールにて質問・相談に対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部健康栄養学科(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち) FHNU20212 2017~2022 1・2・3・4