授業コード 50022401 クラス 01
科目名 環境プロジェクト 単位数 2
担当者 奥田 圭 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 野生動物生態学実習 Wildlife Ecology: Field and Laboratory Exercises
授業の概要 近年,野生動物による農作物被害等,諸問題が各地で深刻化している.このような問題の解決を図る上では,野生動物の生態を把握することが不可欠である.

本プロジェクトでは,野生動物,特に小・中型哺乳類の生態を把握する上での基本的なフィールド調査法および試料採取法を習得してもらうとともに,これらの調査から得られたデータの解析手法を学ぶ.

具体的には,小・中型哺乳類(ノネズミ類,タヌキ,アナグマ,イノシシ等)の生体捕獲手法,麻酔・保定法,採血手法,安楽死手法,行動圏調査手法,解剖手法,生息密度調査手法等を実際に経験してもらう.
学習の到達目標 ・基本的な野生動物の生態調査手法を習得し,実践できるようになる
・フィールド調査データの解析手法を習得し,汎用できるようになる
・野生動物研究の倫理を理解し,概説できるようになる
授業計画 第1回 5月12日(木)4限 ガイダンス:本プロジェクトの概要の説明
第2回 7月14日(木)4限 野生動物研究の倫理,関連法の解説
第3回 8月25日(木)2限 フィールド調査手法の解説①:カメラトラップ法・野生動物の捕獲法等
第4回 8月25日(木)3限 フィールド調査手法の解説②:糞・足跡の同定等
第5回 8月31日(水)3限 フィールド調査準備①:中型哺乳類の捕獲準備
第6回 8月31日(水)4限 フィールド調査準備②:カメラトラップの設置
第7回 8月31日(水)5限 フィールド調査①:小型哺乳類の捕獲準備等
第8回 9月1日(木)1限 フィールド調査②:小型哺乳類の罠設置等
第9回 9月1日(木)2限 フィールド調査③:小型哺乳類の罠設置等
第10回 9月2日(金)1限 フィールド調査④:小・中型哺乳類の罠回収等
第11回 9月2日(金)2限 フィールド調査⑤:小・中型哺乳類の罠回収等
第12回 9月2日(金)3限 フィールド調査⑥:カメラトラップの回収
第13回 9月3日(土)1限 フィールド調査データの整理:カメラトラップデータの整理等
第14回 9月3日(土)2限 フィールド調査データの解析:カメラトラップデータの分析等
第15回 9月22日(木)4限 まとめ
授業外学習の課題 参考文献として挙げているもにについて,講読をすすめること.
履修上の注意事項 8/31から9/3にかけてのフィールド調査は合宿形式で実施する.宿泊費・食費は各自負担とする(8000円程度の予定).また,動物の血液の採取等を行うことから,受講希望者は教員と面談の上,履修を検討すること.
成績評価の方法・基準 【期末試験】:無

プロジェクトへの取り組み姿勢(100%)によって評価する.
テキスト 指定しない
参考文献 關義和ほか『野生動物管理のためのフィールド調査法』(2015) 京都大学学術出版会.
主な関連科目 自然観察方法論,里地里山学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
メール(kokuda@shudo-u.ac.jp),電話(内線2482)等,随時受け付ける.

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES26101 2018~2022 2・3・4