授業コード 50022000 クラス
科目名 環境と産業 単位数 2
担当者 岩田 裕樹 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 環境と産業 Environmental issues and Industrial organization
授業の概要 近年、環境問題への企業レベルの取り組みに加えて産業レベル、業界団体レベルでの自主的取り組みが実施されている。本講義では、まず環境規制と企業、産業に関する理論的枠組みを理解する。その分析を踏まえて、企業・産業による環境問題への自主的取り組みについて、その内容、背景にある動機とメカニズム・効果に関する分析を行う。特に着目するのは、産業と政府との関係、産業内の企業間競争における各主体の戦略的行動についてである。この講義では産業組織論的な観点を中心に事例と理論的枠組みについて議論する。
学習の到達目標 (1)環境規制と産業構造、競争形態の関わりを把握する。
(2)自主的取り組みの政策的な位置付けとその長所、短所について理解することができる。
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 環境問題と企業の関係
第3回 環境問題と産業の関係
第4回 市場構造と企業行動の分析➀基礎
第5回 市場構造と企業行動の分析②発展
第6回 環境規制と競争優位
第7回 環境規制と企業間の競争 ➀基礎
第8回 環境規制と企業間の競争 ②発展
第9回 環境規制と技術革新 ➀基礎
第10回 環境規制と技術革新 ②発展
第11回 企業の自主的取組の理論分析➀基礎
第12回 企業の自主的取組の理論分析②発展
第13回 産業の自主的取組の理論
第14回 産業の自主的取り組みの事例
第15回 まとめ
授業外学習の課題 講義内容について復習を1~2時間程度かけてしっかり行い、経済学的な考え方を理解することが重要である。
環境問題と企業活動に関連する情報を新聞や雑誌、ネットの記事等から探して参考にして下さい。
履修上の注意事項 講義内容には連続性があるので、欠席をせずに参加すること。また、履修に際しては、経済学の基礎的知識と経済数学に関する知識があることが望ましい。
2018年度以降に入学した学生については、この講義の受講に際して前提科目である「環境監査論」を履修していることが必要である。
進捗状況により、当初の予定を変更することがあります。
成績評価の方法・基準 期末テスト(60%)と小テスト(40%)から総合的に評価する。
テキスト 指定しない
参考文献 講義において示す
主な関連科目 環境監査論、環境会計論、環境ガバナンス論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
課題等に関する質疑については講義終了時に受け付ける。メールでの質疑についても適宜対応する。
連絡先 hiwata@alpha.shudo-u.ac.jp

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(発展科目) FHES35102 2018~2022 3・4