授業コード 50020600 クラス
科目名 入門特殊講義(日本語表現法) 単位数 2
担当者 中園 篤典 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 日英語のレトリックとロジック
授業の概要 日常的な言語コミュニケーションにおいては、どのように話すか、どのように書くかについて、話し手自身、聞き手との関係、場面、表現対象や目的などに応じて選択をしつつ、様々な条件に照らして行なわれる。それは、音声・文字・語彙など個々の語句を越えて、文章・談話に及ぶ。これら様々な選択を含む表現行為の方法は「レトリック」と呼ばれる(多門・半沢(2005))。この授業では、レトリックという観点から、日英語の表現をとらえ、言語学の枠組みを使ってその特徴を検討する。
学習の到達目標 (1)日本語表現の原理とコミュニケーションにおける役割を理解する。
(2)日本語の論理を外国語と比較対照しつつ相対的に理解する。
授業計画 第1回 比喩論①生活の中のメタファー
第2回 比喩論②メタファーと概念の体系性
第3回 比喩論③メタファーの含意
第4回 比喩論④方向づけのメタファー
第5回 比喩論⑤メタファーと文化の一貫性
第6回 比喩論⑥存在のメタファー
第7回 比喩論⑦擬人化とメタファー
第8回 比喩論⑧換喩とメタファー
第9回 中間レポートの解説
第10回 文章論①ロジカルリーディング
第11回 文章論②クレームが段落の最初にある場合
第12回 文章論③クレームが段落の途中にある場合
第13回 文章論④クレームが段落の最後にある場合
第14回 文章論⑤日本語のロジックと英語のロジック
第15回 期末レポートの解説
授業外学習の課題 各授業で扱う英文エッセイ(Moodleで配布予定)の精読(30分)。
履修上の注意事項 ・基本として英文テキストを使用する。
成績評価の方法・基準 (1)リアクションペーパー40%
(2)ノートプリント30%
(3)中間・期末レポート30%
※講義の進行により、変更の可能性があります。
テキスト 資料はMoodleを通じて配布する。
参考文献 多門靖容・半沢幹一(2005)『ケーススタディ日本語の表現』おうふう
山梨正明(2007)『比喩と理解』東京大学出版会
Lakoff and Johnson(1980) Metaphors We Live By.The University of Chicago.
横山雅彦(2017)『ロジカル・リーディング』大和書房
主な関連科目 日本語運用論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問に応じる。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(入門科目) FHES11151 2018~2022 1・2・3・4