授業コード 50017410 クラス 10
科目名 環境ゼミナールa 単位数 2
担当者 松川 太一 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 環境社会学ゼミナール Seminar in Environmental Sociology
授業の概要 社会学はコミュニケーションやコミュニティなど、人と人の関係(=社会)について考える学問である。この授業では、コミュニケーションやコミュニティが直面している問題について、社会学の視点から研究する方法について学ぶ。

前期の環境ゼミナールaでは、調査研究に必要な読む力、書く力、話す力、考える力の育成に重点をおき、後期の環境ゼミナールbにつなげる。個人テーマについて研究計画を立てて発表することをめざす。
学習の到達目標 ・研究に必要な読む力、書く力、話す力、考える力を修得し、授業内外のコミュニケーションで活用することができる。
・受講者自身の興味関心にもとづいて、調査・研究計画を立てることができる。
授業計画 第1回 【以下の授業計画は進行状況によって変化する可能性がある】
ガイダンス
第2回 研究をはじめる前に(1):研究するとは、何をすることか?
第3回 研究をはじめる前に(2):どこまでも事実に基づいて研究するために
第4回 研究をはじめる前に(3):どこまでも誠実に研究するために
第5回 図書館の使い方:文献検索ガイダンス
第6回 研究を進める(1):研究の流れ
第7回 研究を進める(2):小さなトピックを見つける
第8回 研究を進める(3):大きなテーマを見つける
第9回 研究を進める(4):問いを立て、答えを見とおす
第10回 研究を進める(5):事実が書かれた資料を探す
第11回 研究を進める(6):資料のなかからデータを集める
第12回 研究を進める(7):データに事実を語らせる
第13回 調査・研究計画の発表(1)
第14回 調査・研究計画の発表(2)
第15回 調査・研究計画の発表(3)
授業外学習の課題 文部科学省の省令(大学設置基準)では、単位修得には少なくとも授業時間の2~3倍の授業外学習を求めていることを念頭に置いて、下記をはじめとする授業外学習に取り組むこと。
・研究テーマについて「現場」のリアリティを知ることを重視するため、授業時間外にも学外へフィールドワークとして出かけることがある。
・ノート等を熟読して復習をすること。
・授業内容に関連する課題が出された時は取り組むこと。
・日常的に書籍、新聞記事、インターネット等から研究テーマについて情報を入手し、その情報を授業内容と関連づけて考える習慣を身につけること。
履修上の注意事項 ・資料配布、課題提出等にMoodleを利用する予定である。
・諸事情により欠席する場合、事前に連絡すること。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(60%)、課題提出(40%)を総合的に評価する。
テキスト ・宮内泰介・上田昌文, 2020,『実践 自分で調べる技術』岩波書店.(岩波新書, ISBN:9784004318538)
・沼崎一郎, 2018,『はじめての研究レポート作成術』岩波書店.(岩波ジュニア新書, ISBN:9784005008650)
参考文献 ・苅谷剛彦, 1996→2002,『知的複眼思考法──誰でも持っている創造力のスイッチ』講談社.(講談社+α文庫, ISBN:9784062566100)
・友枝敏雄・浜日出夫・山田真茂留, 2017,『社会学の力──最重要概念・命題集』有斐閣.(ISBN:9784641174306)
・作田啓一・井上俊 編, 1986→2011,『命題コレクション 社会学』筑摩書房.(ちくま学芸文庫, ISBN:9784480094247)
・筒井淳也, 2020,『社会を知るためには』筑摩書房.(ちくまプリマー新書, ISBN:9784480683823)
・本田由紀, 2021,『「日本」ってどんな国?――国際比較データで社会が見えてくる』筑摩書房.(ちくまプリマー新書, ISBN:9784480684127)
その他、研究テーマに関連した文献を紹介する。
主な関連科目 環境ゼミナールb、社会統計学入門、環境コミュニケーション入門、環境社会学、卒業研究
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談には、授業中および授業終了後、オフィスアワー(月曜5時限)、Moodle等で対応する。
提出課題についての講評・解説は、次回以降の授業、もしくはMoodleで行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) 2011~2016 3
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) FHES37101 2017~2022 3