授業コード | 50017204 | クラス | 04 |
科目名 | マインド・リテラシー形成ゼミナールa | 単位数 | 2 |
担当者 | 宮川 卓也 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 科学技術社会論基礎文献講読 |
授業の概要 | 大学生が身につけるべき最重要能力とは読む力と書く力、そして考える力である。本ゼミは、科学技術と社会、その歴史に関する基本文献を読み、現代社会において科学技術はどのような性格や役割をもつのか、それについてわれわれはどう考えるべきなのか議論することを通じて、読み、書き、考える力を身につけることを目的とする。 一回の読書量の目安として50~80ページ程度を想定してほしい。 本年度は、大学で学ぶとはどういうことか、社会のなかの科学技術とは何か、日本で科学技術はどういう存在か、などを歴史学的・社会学的に検討していく。 |
学習の到達目標 | 文献購読を通じて、現代社会における科学技術の意義や役割とは何か、科学を学ぶとはどういうことか、私たちは科学技術とどのように関わるべきかなどについて深く考え、その考えを自分の言葉で表現できるようになることを目標とする。前期は歴史的アプローチ、後期は社会学的アプローチから科学技術の社会的位相について学び、議論することを重要な目標に据える。 |
授業計画 | 第1回 | ゼミの進め方、授業計画および課題の説明。読書課題の紹介。 |
第2回 | 『大学とは何か』1章 | |
第3回 | 『大学とは何か』2章 | |
第4回 | 『大学とは何か』3章 | |
第5回 | 『大学とは何か』4~終章 | |
第6回 | 『文系と理系はなぜ分かれたのか』1章 | |
第7回 | 『文系と理系はなぜ分かれたのか』2章 | |
第8回 | 『文系と理系はなぜ分かれたのか』3章 | |
第9回 | 『文系と理系はなぜ分かれたのか』4章 | |
第10回 | 『文系と理系はなぜ分かれたのか』5章 | |
第11回 | 『近代日本一五〇年』1章 | |
第12回 | 『近代日本一五〇年』2-3章 | |
第13回 | 『近代日本一五〇年』4-5章 | |
第14回 | 『近代日本一五〇年』6章 | |
第15回 | 『近代日本一五〇年』7章~おわりに |
授業外学習の課題 | 読書課題を熟読し、読書ノートを書くこと(1~2時間程度)。 読書課題に関連するニュースや話題を自ら見つけてくること。 |
履修上の注意事項 | 0) 本講義は対面で実施する。 1) 受講生は必ず読書課題を熟読して参加すること。 2) 受講生は必ず毎回A4で1〜2枚の読書ノート(課題を読んで、要約、および自分が考えた・疑問に思ったことなど)を書いて提出しなければならない。メモの書き方については初回のゼミで案内する。 3) 受講生は積極的に議論に参加すること。自分の考えを自分の言葉で表現するよう努力すること。 4) 受講生は、宮川の「レポート作成上の注意」を必ず読んでから読書課題に取り組むこと(Moodle上で公開) 5) 受講生は第一回の授業までにテキストを入手すること。入手できない場合は早めに相談すること。 6) 受講生は大人の分別をもってゼミに臨むこと。 7) 授業の進度はゼミの状況に応じて変更する可能性がある。 |
成績評価の方法・基準 | 読書ノート(80%)、授業への参与度(20%)で評価する。 特別な事情のない限り、一度でも読書ノートの未提出があった場合は評価対象としない。 無断欠席は認められない。 |
テキスト | 吉見俊哉『大学とは何か』岩波新書、2011年 隠岐さや香『文系と理系はなぜ分かれたのか』星海社新書、2018年 山本義隆『近代日本一五〇年』岩波新書、2018年 |
参考文献 | 本多勝一『日本語の作文技術』(朝日文庫)を一読することを強く推奨する。その他の関連文献については講義中に適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 「科学技術社会論」「日本の科学技術」 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
木曜日2限(必ず事前にアポをとること)。他の曜日・時間については応相談。 質問は常時受け付ける。読書ノートについてのコメントは毎時間行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) | FHES27103 | 2017~2017 | 2・3・4 |