授業コード 50016000 クラス
科目名 都市・地域デザイン論 単位数 2
担当者 三浦 浩之 履修期 第4学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 エビデンスに基づいて、人々を惹きつける都市・地域の生み出し方を考える
授業の概要 今、わが国の都市・地域は人口減少、超高齢化、少子化、地球温暖化と気候変動、地方分権、都市・地域間の連携と競争等、新たな課題を突きつけられています。この課題に応える、都市・地域を持続的とするために、地方創生のための総合戦略や大都市戦略等、様々な戦略が打ち立てられています。
「SDGs」、「脱炭素」、「多様性」への対応が求められており、DXやスマートシティ、グリーン社会の実現も迫られています。さらには、新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える影響も無視できないものとなっています。

そこで、これらについて理解した上で、都市・地域における様々な最新の取り組み、チャレンジについて知見を獲得し、都市・地域が国際的な競争力を持ち、魅力、持続性を高めるための戦略の提案ができるようにします。
学習の到達目標 ある都市・地域の地方創生総合戦略等の戦略を分析し、それに対して新たな視点からの政策提案を行えるようになること。
授業計画 第1回 都市・地域の評価の実際(各種ランキングにみる都市・地域の評価)
第2回 都市計画・まちづくりとSDGs、DX等
第3回 地方創生の長期ビジョン(人口推計)と戦略の概要
第4回 戦略と客観的データ(データの役割)
第5回 戦略立案に関わる統計
(人口・経済、成熟社会、国際化・地域化時代、環境・交通まちづくり、多様化)
第6回 EBPM(Evidence Based Policy Making)とロジックモデル
第7回 ソーシャル・マーケティング
第8回 公的統計の現状とデータの集め方
第9回 戦略の実際と提案① 少子化
第10回 戦略の実際と提案② 男女共同参画
第11回 戦略の実際と提案③ 新しい雇用・新しい働き方
第12回 戦略の実際と提案④ 新しいひとの流れ
第13回 戦略の実際と提案⑤ 魅力あるまち
第14回 戦略の実際と提案⑥ Withコロナ戦略
第15回 戦略の最終提案
授業外学習の課題 1. 対象とする都市・地域の実情や実施されている戦略(政策)を予め学習しておくこと。これには6時間以上の学習時間が必要と考えます。
2. 戦略(政策)提案に必要な情報分析は授業以外の時間で取り組む必要があります。これには12時間以上の学習の時間が必要と考えます。
履修上の注意事項 授業に関しての連絡等は、主にGoogle Classroom で行います。
また、プレゼンテーション素材の提出や指導もGoogle Classroom で行います。

戦略(政策)を提案する都市・地域は各自が選択します。
最終的な提案プレゼンテーションは動画にて提出していただきます。

都市・地域に関する戦略(政策)は社会情勢により変化します。このため、上記授業計画を変更することがあります。
成績評価の方法・基準 都市・地域の分析(30%)と創案した戦略アイデア(70%)により評価します。
これらについての着想や提案プレゼンテーションについて、授業中に講評します。
テキスト 授業の進行に伴い、適宜、資料の配付を行う。
参考文献 まちづくりの統計学 政策づくりのためのデータの見方・使い方、都宮 浄人・多田 実(著・編集)、学芸出版社(2022)
行動科学でより良い社会をつくる ソーシャルマーケティングによる社会課題の解決、瓜生原葉子、文眞堂(2021)
世界のSDGs都市戦略 デジタル活用による価値創造、櫻井美穂子、学芸出版社(2021)
主な関連科目 ソーシャルイノベーション論、地域行政入門、自治体行政実務、地域政策実践論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1. 質問・相談は、基本的に授業終了時に受け付けます。
2. 「都市・地域の分析」、「戦略(政策)アイデア創案」に関する質問・相談は、大学メール(alpha)にて受け付けます。
URLリンク 日本財団「18歳意識調査」
URLリンク 森記念財団 日本の都市特性評価
URLリンク 内閣府 地方創生

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(B群) 2016~2016 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(基幹科目Ⅱ環境社会系) 2011~2016 3・4
人間環境学部人間環境学科(基幹科目Ⅱ環境社会系) FHES35204 2017~2017 3・4