授業コード 50013100 クラス
科目名 自然をみるa 単位数 1
担当者 岡西 政典 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 分類学入門~自然観察と自然情報の切り取り方~
授業の概要 地球環境を理解するための生物多様性の把握には,それぞれの生物の分類階級や特性を理解し,適切な観察や標本作成を行うことが必要である.本講義では,特に水圏に生息する生物に着目し,生物の採集,ソーティング,同定,スケッチ,標本作成を行う.このような講義を通し,地球の生命圏の大部分を占める水圏生物の情報を適切に抽出し,未来に活用できる形で残す方法を学ぶ.
学習の到達目標 ・水生生物の特徴を理解する.
・それぞれの特徴に合わせた採集・同定方法を習得する.
・それらを未来に活用できる形で残す方法を習得する.
授業計画 第1回 講義ガイダンス:ベントス,プランクトン,ネクトンの理解【講義】
第2回 水生ベントスの観察,採集,保存【実習】
第3回 水生ベントスの標本作成法【講義】,標本撮影,標本作成【実習】
第4回 水生ベントス標本のスケッチと同定【実習】
第5回 分類学的標本リストと種リストの作り方【講義】
第6回 動物の生活史とプランクトンの採集法【講義】
第7回 水生プランクトンの採集,標本作成【実習】,光学顕微鏡の使用法【講義】
第8回 水生プランクトンの観察と永久プレパラートの作成【実習】
第9回 水生プランクトンのスケッチと同定【実習】
第10回 まとめ:博物館標本作成の意義とその活用について【講義】
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
授業外学習の課題 ・予習に必要な教科書などは毎回の講義で適宜アナウンスする.
・事前に参考文献を調べて,授業内容を予習すること.特に実習前には,事前の説明資料を良く予習しておくこと.各講義で1時間ずつの予習と復習を期待する.
履修上の注意事項 ・本講義は対面講義として実施しする.
・本講義は「総合教養講義a(動物系統分類学)」と深く関係するため,同時履修でも構わないので,この科目を履修しておくことが望ましい.
・各講義に連続性があり,全員で共同作業を行う「実習形式」であるため,欠席や遅刻はしないこと.
・3回以上欠席・遅刻をした場合はX評価とする.
・野外活動を行うため,天候によっては講義内容が変更となる.
成績評価の方法・基準 講義・実習への参加・取り組み・課題提出(70%),レポート(30%)によって総合的に評価する.
テキスト テキストは使用せず,Moodleなどを通じて毎回資料を配信する.資料は当日にも直接配布する.
参考文献 フィールドワークの達人(神奈川県立生命の星・地球博物館[編],東海大学出版会)
新種の発見(岡西政典,中公新書)
標本学-自然史標本の収集と管理-(松浦啓一[編著],東海大学出版会)
やさしい日本の淡水プランクトン図解ハンドブック(滋賀県立衛生環境センター・一瀬諭・若林徹哉他,合同出版)
身近な水生生物観察ガイド(苅田敏三,文一総合出版)
主な関連科目 総合教養講義a(動物系統分類学)・環境プロジェクト
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義中や講義終了後を含めて、質問については常に受け付ける.もしくはメールにて対応する.

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(リテラシー形成科目) 2011~2016 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(リテラシー形成科目) FHES22101 2017~2017 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES23122 2018~2022 2・3・4