授業コード 42028500 クラス
科目名 シミュレーション論Ⅰ 単位数 2
担当者 井寄 幸平 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 シミュレーション論Ⅰ Simulation Theory I
授業の概要 工学分野での印象が強い「シミュレーション」という概念だが、経済・経営・社会システム分野においても幅広く利用されている。身近なところでは年金支給額やローン返済額の数値シミュレーションから、商店での販売予測や企業の新規出店にともなう売り上げ予測、さらには景気予想・経済成長率のシミュレーションなどもある。
本講義では経済・経営・社会システム分野で用いられる様々なシミュレーションを実例を交えて紹介するとともに、基礎的なシミュレーションのための技術と方法論を学ぶ。また、必要に応じてノートパソコンを用いた演習をおこなう。
学習の到達目標 1.基礎的なシミュレーション手法を理解し、その内容を説明することができる。
2.経済・経営・社会システム分野において利用されているシミュレーションに興味関心を持ち、理解を深めて行くことができる。
3.基礎的なシミュレーション手法を用いて自らシミュレーションを構築・実施し、結果を適切にまとめることができる。
授業計画 第1回 ガイダンス:シミュレーションとは何か
第2回 シミュレーションとモデル化
第3回 シミュレーションと経済・社会システム
第4回 基礎的なシミュレーション手法
第5回 乱数の生成と利用
第6回 待ち行列のシミュレーション(1)基礎
第7回 待ち行列のシミュレーション(2)実践
第8回 シミュレーションの構築と実施
第9回 様々なシミュレーション1:販売と在庫管理
第10回 様々なシミュレーション2:金利とローン返済
第11回 様々なシミュレーション3:社会現象
第12回 シミュレーションの手法
第13回 意思決定とシミュレーション
第14回 シミュレーションの分析と検討
第15回 まとめ:シミュレーションの意義
授業外学習の課題 毎回:授業前後に、講義で出題した演習問題の復習をおこなうこと。
中間レポート:第8回に中間レポート作成をおこない、期限内に提出する。
授業後の復習に各回2時間、中間レポートのための学習に計30時間を目安とする。
履修上の注意事項 ノートパソコンを用いた演習をおこなうことがあるため、ノートPCを所持していることが望ましい。Microsoft Excelをインストールしておくこと。
ただし、PCを所持していなくても別課題を用意するので履修には差し支えない。
成績評価の方法・基準 授業への取り組みおよび毎回のミニレポート(30%)、中間レポート(20%)、期末試験(50%)により総合的に評価する。
テキスト なし
参考文献 伊藤俊秀・草薙信照 「コンピュータシミュレーション」(オーム社)
正司和彦・高橋参吉 「最新 モデル化とシミュレーション」(実教出版)
主な関連科目 シミュレーション論Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業前後およびメールで質問を受け付ける。
練習問題等の解答中に机間巡視するので、その際にも対応する。
また、課題の解答・解説を出題の次回に行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(H群) 2014~2016 3・4
経済科学部現代経済学科(H群) FECE30815 2017~2022 3・4
経済科学部経済情報学科(B群) 2014~2016 3・4
経済科学部経済情報学科(B群) FEEI30209 2017~2022 3・4