授業コード 41029500 クラス
科目名 消費経済学Ⅰ 単位数 2
担当者 岡村 和明 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 政策について深く考える為のミクロ経済学
授業の概要 政策は必ず得をする人と損をする人を生み出します。例えば、Aという政策は富裕層を優遇し、貧困層に不利益をもたらす一方、Bという政策は逆の効果を持つといった風に。もし個々の政策が長期的に経済全体をより効率化する、つまり今の世代だけでなく、子、孫を含む将来世代の生活水準をも改善する効果をもつならばそれらの政策は適切な再分配政策と併せてすべて実行すべき、というのが本講義のメッセージです。講義の前半では、まず様々な経済政策が効率化をもたらすかどうかという点について、ミクロ経済学を用いた分析方法を学びます。後半は、効率化をもたらす政策と再分配政策の関係について学びます。基礎的なミクロ経済学の知識を必要としますので、その点を理解した上で受講してください。
学習の到達目標 どのような政策が望ましく、また望ましくないかという点について、自分で分析し、批判的に検討できるようになるための論理的思考力・分析力を修得することを目標とします。
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 需要と供給
第3回 供給曲線
第4回 生産者余剰、可変費用、帰属所得
第5回 需要曲線の導出と総余剰
第6回 参入規制
第7回 市場介入
第8回 外部不経済
第9回 規模の経済:独占
第10回 外部経済と公共財
第11回 道路と市場の失敗
第12回 労働市場
第13回 社会的厚生
第14回 効率化原則
第15回 講義のまとめ、期末レポートに関するフィードバック
授業外学習の課題 予め講義資料をMoodleにアップしておきますので、事前に予習し、プリントアウトしたものを持参するなど講義中に参照できる環境にしておいてください。
履修上の注意事項 授業は対面で行い、講義形式で行います。状況によってはMoodleを使った授業に切り替え、Web教材を使用しての課題研究に代えます。詳細は授業で指示します。
成績評価の方法・基準 小テストの提出状況・内容(40%)、期末レポート(60%)を目安に総合的に評価します。
テキスト 八田達夫『ミクロ経済学 Expressway』東洋経済新報社 2013年。
毎回の講義資料は予めMoodleにアップしておきますので、事前にダウンロードしておいてください。
参考文献 八田達夫 『ミクロ経済学Ⅰ、Ⅱ』東洋経済新報社 2008、2009年。
その他、授業内で適宜紹介します。
主な関連科目 ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ、経済政策Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義中やMoodle上で適宜、質問や相談を受け付けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(C群) 2014~2016 3・4
経済科学部経済情報学科(H群) 2014~2016 3・4