授業コード 41024000 クラス
科目名 国際経済学Ⅱ 単位数 2
担当者 新宅 公志 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 国際金融論「International Finance」
授業の概要 国際経済学は主に国際貿易と国際金融の二つについて考察する経済学の一分野です。国際経済学Ⅱでは「国際金融」を扱います。とりわけ、「対外マクロ会計」、「国際金融システム」、「国際資本移動」、「為替レートの決定」の4つの視点からアプローチします。
本講義の目的は、「国際金融」についての一般常識を身に付け、アカデミックな観点からその世間知との距離のとり方を身につけることです。そのために、特に定量的な理解ができるように訓練していきます。
より多くの世界の情報を読み解けられるようになるには英字のニュースを避けて通れません。そこで、
主要概念を中心に英語表記も学んでいきます。
学習の到達目標 以下のことを目標とします。
1.国際経済問題について、体系的な方法で定性的にも定量的にも理解できるようにする。
2.英字の国際経済のニュースを読み解けられるようにする。
3.公務員試験などの各種試験の国際経済パートの問題が解けられるようにする。
授業計画 第1回 講義の概要/【対外マクロ会計.1】企業会計の基礎
第2回 【対外マクロ会計.2】フローの対外マクロ会計:国際収支
第3回 【対外マクロ会計.3】ストックの対外マクロ会計:本邦対外資産負債残高
第4回 【対外マクロ会計.4】金融収支と複式簿記
第5回 【対外マクロ会計.5】キャピタルゲイン、時価評価、対外純資産変動の要因分解
第6回 【国際金融システム.1】中央銀行と通貨・為替レート
第7回 【国際金融システム.2】国際通貨制度と資本移動の規制の歴史
第8回 【国際金融システム.3】通貨危機
第9回 【国際金融システム.4】国家債務危機と外債
第10回 【国際金融システム.5】金融市場の国際統合:指標、AMBMI、スワップ協定、オフショア市場
第11回 【国際資本移動.1】国際収支の発展段階説
第12回 【国際資本移動.2】金利の国際格差の発生:金利と経済発展の関係
第13回 【国際資本移動.3】金利の国際格差の収束先と不確実性
第14回 【為替レートの決定.1】 購買力平価説
第15回 【為替レートの決定.2】 金利平価説 / 全体のまとめ
授業外学習の課題 講義で扱った練習問題を中心に配布したプリントを復習して下さい。
履修上の注意事項 (1)毎回、小テストの受験とリアクション・コメントの提出を求めます。
(2)専門用語を中心に英語表記を使いますので、英単語を覚える努力が必要となります。
(3)国際経済学Ⅰの知識を使いますので、国際経済学Ⅰが履修済みであることが望ましいです。
(4)マクロ経済学と金融論の知識を使いますので、マクロ経済学Ⅰ・Ⅱと金融論Ⅰ・Ⅱを履修するようにして下さい。
成績評価の方法・基準 以下の割合で評価します。
小テスト:80%, リアクション・コメント:20%
テキスト 特定のテキストは用いず、毎回講義資料を配布します。
参考文献 橋本優子,小川英治 熊本 方雄、2007、『国際金融論をつかむ』有斐閣
P.R.クルーグマン他(山形浩生他訳)2017、『クルーグマン国際経済学 理論と政策(原書第10版)下・金融編』、丸善出版
主な関連科目 国際経済学Ⅰ, マクロ経済学Ⅰ・Ⅱ, 金融論Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問や相談は基本的にリアクション・コメントにて受け付けます。
それ以外で、個別に連絡をする場合はE-mailで連絡して下さい。
学生のコメントへの返答等はMoodleにアップロードします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(B群) 2016~2016 2・3・4
商学部商学科(C2群) FCBS33209 2017~2022 3・4
経済科学部現代経済学科(B群) 2014~2016 2・3・4
経済科学部現代経済学科(B群) FECE20204 2017~2022 2・3・4
経済科学部経済情報学科(H群) 2014~2016 2・3・4
経済科学部経済情報学科(H群) FEEI20804 2017~2022 2・3・4
法学部法律学科 2013~2016 3・4
法学部法律学科 FLIP30311 2017~2017 3・4
法学部国際政治学科(C群) 2014~2016 3・4
法学部国際政治学科(C群) FLIP30304 2017~2017 3・4