公開用ファイル(授業概要)

授業題目	経済統計の理解とStataによる多変量解析の応用
授業の概要	ゼミⅠとゼミⅡの勉強を通じて、基礎的な統計学の理論と処理方法の理解がよくできていると思われる。そこで、ゼミⅢでは、Stataによるデータ処理の方法を学び、国際資金循環を実証分析の対象として、多変量統計処理の操作能力、及び分析能力を更に高めていく。また、このゼミ進行の方針はそれぞれの興味と個性を活かして自主的勉強を貫いていくことである。
学習の到達目標	パソコンの普及とインターネットの爆発的な利用は経済統計の転達の質と量を飛躍的に高め、伝統的経済統計方法を大きく変革している。本ゼミは統計調査の方法、経済分析に必要な統計データのまとめ方、及び様々な経済統計利用及び統計分析の方法論を含んでいる。その中に特にSASとEViewsなどの統計処理ソフトを使って、実際の経済問題を結び付けて、多変量統計データの処理技能をよく身に付けることは、本ゼミの主要な目標である。

授業計画	第１回	内容は概ね以下の順で授業を進める。主な内容の説明とゼミ活動の予定
	第２回	Stata入門：データの読み込みと保存
	第３回	Stata入門：グラフの作成
	第４回	Stataによる経済データの処理と季節調整の方法
	第５回	単位根の概念と単位根検定
	第６回	EStataによる単位根検定
	第７回	単純回帰分析とStataによる操作方法　Ⅰ 方程式の作成
	第８回	単純回帰分析とStataによる操作方法　Ⅱ 　　　　回帰係数の検定
	第９回	国際資金循環の概念と分析手法
	第１０回	日本の対外資金循環の記述統計分析 Ⅰ 　　　　データのアクセス
	第１１回	日本の対外資金循環の記述統計分析　Ⅱ 　　　　部門別資金過不足
	第１２回	日本の対外資金循環の記述統計分析　Ⅲ 　　　　対外金融純投資
	第１３回	日本の対外資金循環の統計推計　Ⅰ 　　　　方程式の作成
	第１４回	日本の対外資金循環の統計推計　Ⅱ 　　　　回帰係数の検定
	第１５回	まとめとレポートの作成

授業外学習の課題	SASやStataなどの統計処理ソフトの使い方を説明するが、授業以外の時間でも常に練習しておく必要がある。
履修上の注意事項	ゼミナールⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳと卒業論文は一貫して実施する。無届けの欠席のないように注意すること。対面でゼミを実施する。
成績評価の方法・基準	受講態度20％、研究発表30％、レポート50％で評価する。
テキスト	張南(2017)『ケースで身につく統計学』中央経済社
参考文献	松浦寿幸『Stataにによるデータ分析入門』東京図書
主な関連科目	統計学、経済統計学、計量経済学
オフィスアワー及び質問・相談への対応	質問・相談があれば、授業後にも聞いてください。或いは、以下の時間と場所へ来て下さい。時間：毎週金曜日16:30時から18時まで場所：第2研究棟408室質問・相談への対応：授業終了後に質問に応じる

■カリキュラム情報