授業コード 40004801 クラス 01
科目名 経済数学入門Ⅱ 単位数 2
担当者 河村 尚明 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 経済学に必要な数学の基礎
授業の概要 【内容】 経済学を学ぶために必要な数学的知識・技能の基礎について取り扱います. 具体的には
・多変数関数の偏微分(偏導関数)の計算
・多変数関数の制約条件付き極値問題の解法
・数列の各項の和(級数)の計算
・1変数関数の積分(定積分, 不定積分)の計算
について説明します.

【形式】 毎回「講義」「演習」「課題」を織り交ぜた授業を行います.
「講義」ではその回の内容について講義形式で解説します.
「演習」では説明した内容を踏まえて練習問題を各自で解いてもらいます.
「課題」ではその内容が定着しているかを見極めるための簡単な問題を解いて提出してもらいます.
学習の到達目標 経済学を学ぶために必要な数学的知識・技能を身につけることを目標とします. 具体的には次の3点です.
1.多変数関数の制約条件付き極値を求めることができる.
2.基本的な数列に対して各項の和(級数)を求めることができる.
3.基本的な (1変数) 関数の積分(定積分, 不定積分)を求めることができる.
授業計画 第1回 ベクトルの概念と基本演算 (和・差・定数倍)
第2回 ベクトルの内積
第3回 1変数関数の微分 (1)
第4回 1変数関数の微分 (2)
第5回 多変数関数の偏微分 (1)
第6回 多変数関数の偏微分 (2)
第7回 2変数関数の極値問題 (制約条件がない場合)
第8回 前半のまとめ
第9回 2変数関数の極値問題 (制約条件がある場合)
第10回 ラグランジュの未定乗数法
第11回 数列の極限
第12回 数列の各項の和 (級数)
第13回 積分の概念と (ニュートンとライプニッツによる) 近代的な積分計算の基本原理
第14回 具体的な関数の積分計算法
第15回 後半のまとめ
授業外学習の課題 「授業内容の復習」をしっかり行ってください. 特に, 授業中に解けなかった問題は次の授業までに必ず解いて理解するようにしてください. また自習用の問題プリントを適宜配布する予定です.
履修上の注意事項 【対面授業】 有   【非対面授業】 無 (※変更の可能性有)

<非対面授業に変更になった場合>
同時双方向: 有, オンデマンド: 有, 課題研究: 有
成績評価の方法・基準 【期末試験】 有, 対面 (※変更の可能性有)

<非対面授業に変更になった場合>
【期末試験】 有, 非対面 (オンライン形式)

期末試験 (80%) , 提出課題 (20%) によって総合的に評価します. またレポートを実施し, それを評価に含める場合があります.
テキスト テキスト (教科書) は特に指定せず, 毎回「講義ノート」等の資料を配布します.
(※参考までに, 前年度の授業で配布した資料を掲示しておきます. )
参考文献 参考書も特に指定しません.各自で自分に合うと思う参考書を見つけてみてください(「微分積分」「微積分」「経済数学」といったタイトルで探すのが良いと思います).例えば以下のようなものがあります.
○ 水本久夫, 「微分積分学の基礎 改訂版」,培風館.
○ 白田由香利, 「悩める学生のための経済・経営数学入門」共立出版.
○ 尾山大輔, 安田洋祐, 「改訂版 経済学で出る数学: 高校数学からきちんと攻める」日本評論社.
主な関連科目 経済数学入門 I
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
オフィスアワー(質問・相談への対応)は「講義終了前後」に行います.
添付ファイル mathematics-in-economics-II-2021.pdf 説明 2021年度 後期 経済数学入門 II 講義ノート

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(F群) 2014~2016 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(F群) FECE10603 2017~2022 1・2・3・4