授業コード 32012700 クラス
科目名 平和学Ⅱ 単位数 2
担当者 佐渡 紀子 履修期 第3学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 武力行使と平和 -Peace Studies II: Case Studies and Views on Armed Conflicts -
授業の概要 平和とは、狭義には国家間戦争がない状態をさす。国家間での武力行使が違法化されてのちも、しかし、武力が使用される場面は数多く存在した。
そこで本講義では、今日的論者が武力行使と平和に対してどのような論点を立てて論じているのかを取り上げる。これらを通じて、武力行使に対する自分自身の考えを構築してほしい。
学習の到達目標 武力行使の正当化に関連する諸概念を説明できる。
武力行使に関する代表的論者の主張に対する、自身の考えを根拠とともに述べることができる。
授業計画 第1回 イントロダクション(ねらいとルールの共有化)
第2回 武力行使と戦争の違法化(1):背景と意義
第3回 武力行使と戦争の違法化(2):発展と課題
第4回 武力紛争と介入の論理(1):国際秩序と自衛権
第5回 武力紛争と介入の論理(2):人権と人道的介入
第6回 武力紛争と介入の論理(3):国際立憲主義と正戦論
第7回 武力紛争と介入の論理(4):国益とパワーバランス
第8回 武力行使をめぐる論点の振り返り
第9回 論者との対話(1):合法性に着目した主張に触れる(論考A)
第10回 論者との対話(2):合法性に着目した主張に触れる(論者B)
第11回 論者との対話(3):人道性に着目した主張に触れる(論者C)
第12回 論者との対話(4):人道性に着目した主張に触れる(論者D)
第13回 論者との対話(5):政治的側面に着目した主張に触れる(論者E)
第14回 論者との対話(6):政治的側面に着目した主張に触れる(論者F)
第15回 総括:それぞれの考えをまとめ上げる
授業外学習の課題 1.予習として資料の読解が求められる授業回が複数回あります。資料読解に要する時間は、授業回によって異なりますが、おおむね30分から1時間を要します。
2.講義の際、各回のねらいに対応した復習課題を提示します。配布レジュメ等を用いて授業内容を振り返り、課題に取り組むには、各回おおむね1時間程度を要します。
履修上の注意事項 1.授業に関するアナウンスは、Moodleコースを通じて配信するため、大学のalphaアドレスを定期的に確認してください。
2.課題の提出場所、提出期限については、初回講義時に指示し、Moodleシステム上にも提示します。
3.履修生が互いから学ぶことができる授業運営を目指しています。そこでワークの成果として提出された内容や質問は、誰のものかわからない形で、授業内で履修生全体に共有される場合があります。
4.授業内で触れた他者の表現や質問を、むやみにクラス外に流布してはいけません。学びの空間が安全なものとなるよう、協力をしてください。
5.平和学、紛争と平和は、知識を増やすと同時に考え方を深める授業科目です。そのため、これらの科目を同一年度に集中的に履修するよりも、複数年度にわたって、分散して履修すると、理解や思考が深まります。
6.新型コロナウイルス感染症の流行状況により、非対面授業に移行する場合があります。Moodleコースや教学システムを通じたアナウンスに注意してください。
成績評価の方法・基準 期末試験 80%
課題提出状況 20%
テキスト 指定しない。
参考文献 加藤朗『入門・リアリズム平和学』勁草書房、2009年(2,940円)
山内進『「正しい戦争」という思想』勁草書房、2006年(2,940円平和学、安全保障論、国際政治学、国際組織論、国際開発論)
主な関連科目 平和学、安全保障論、国際政治学、国際組織論、国際開発論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.授業の前後に質問や相談に対応します。
2.授業前後以外に質問や相談をする場合には、Eメールで面談の日時を調整してください。
3.課題に関する講評は、第8回および第15回授業で行います。
4.期末試験に関する講評は、Moodleコース上で周知します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科 2013~2016 2・3・4
法学部法律学科 FLIP20414 2017~2017 2・3・4
法学部国際政治学科(D群) 2014~2016 2・3・4
法学部国際政治学科(D群) FLIP20413 2017~2017 2・3・4