授業コード 32009100 クラス
科目名 国際政治経済論Ⅰ 単位数 2
担当者 名波 彰子 履修期 第3学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 国際政治経済問題の諸相
授業の概要 国際政治経済では、複雑な変化を続ける近年の国際社会の中で政治経済問題がどのように発現し、どのように相互に関係しあって国際社会が進む方向を決定づけているかを、理論や枠組みの考察に加え、具体的な事例研究やトピック研究を行うことで、理解を進めていく。
学習の到達目標 政治と経済の問題が国境を越えて複雑に絡み合う国際政治経済という領域で、グローバル化の中で貧困(poverty)や排除(exclusion)などの困難に直面する人々に視点を置き、途上国支援を含む貧困削減、外国人問題について考察する。さらにグローバル化が進んでいくと予想される今後の世界で、受講生なりの視点や言葉でこれら問題について表現できるようになることが目標である。
授業計画 第1回 国際政治経済の世界 
グローバル化による国際環境の変化
第2回 国際政治経済の世界 
国際環境の変化と途上国
第3回 途上国支援アプローチの変化1
貧困削減への取り組み
第4回 途上国支援アプローチの変化2
途上国支援の基本的な仕組み
第5回 対外援助政策の概要 
海外援助(ODA/FDA)や公正貿易などアプローチの変遷
第6回 公正貿易の概要
第7回 事例研究① 公正貿易の諸問題:コーヒーの値段
第8回 事例研究② 公正貿易の諸問題:「フェア」な労働環境問題
第9回 事例研究③ 公正貿易の諸問題:国際労働環境問題
第10回 外国人労働者をめぐる諸問題 概説①
アフターコロナの未来予想図
第11回 外国人労働者をめぐる諸問題 概説②
貧困と紛争、そして結果
第12回 外国人労働者をめぐる諸問題 事例研究① 外国人児童の問題
第13回 外国人労働者をめぐる諸問題 事例研究② 企業活動と子ども
第14回 外国人労働者をめぐる諸問題 事例研究③ 地域社会の取り組み
第15回 まとめ グローバル化が進む中で世界はどこに向かうのか
授業外学習の課題 1.はじめて国際政治経済学に触れる受講生もいると思うので、テキストとして挙げていないが、参考文献に挙げた2冊を事前に読了しておくことが重要です。
2.常に自分の問題関心とひきつけるため、毎日少なくとも1時間ほど新聞や雑誌、書籍などの国際政治経済に関連するものを読むこと。授業で各自が選んだ記事について書いてもらう機会も多くあります。
3.この授業では、国際関係の知識を多く活用するので、参考文献や教員が事前に指示した資料や書籍を使って予習・復習しておくことが必要となります。
履修上の注意事項 1.他の受講生の迷惑になることを防ぐため、授業開始から10分すぎての入室は「欠席」扱いになる。
2.他の受講生の迷惑となる行為(私語など)については厳禁。指示に従わない場合は、退室を含む措置をとる。また、、途中退室も厳禁です。
3.授業の連絡や課題提出についてMoodleを活用するので、各自確認すること。kフィードックは、原則当日か次の授業内で行います。
4.授業の資料等は、事前にMoodle上に提示される。各自必要に応じて授業に持参すること。授業での配布はありません。
5.なおこの計画は、受講生の理解度や進捗状況の変化によって変更されることがある。
6.やむを得ない事情や理由での欠席は、医師の診断書など、正式な関連書類を必ず提出すること。提出が無い場合は、欠席となります。
7.この授業は原則として対面で行われますが、社会状況の変化によっては変更されることもあるため、常時大学からの情報やMoodle上の掲示に留意すること。
成績評価の方法・基準 課題等の提出     (50%)
授業内テストやレポート(50%)
以上から評価します。

期末試験は設定していません。
テキスト 原則として使用せず、Moodle上に適宜提示する。
参考文献 高坂正堯・公文俊平編『国際政治経済の基礎知識[新版]』、有斐閣、1993年。
スティーブン・ブラウン著、安田靖訳『国際援助 歴史・理論・仕組みと実際』、東洋経済新報社、1993年。
他、適宜指示します。
主な関連科目 NGO・NPO論、オセアニア研究、国際移動研究、GlobalRegional Studies、International Affairs
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
原則として、授業の前後の時間で行う。または、別途メール等でアポイントにより対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科 2013~2016 3・4
法学部法律学科 FLIP20308 2017~2017 3・4
法学部国際政治学科(C群) 2014~2016 2・3・4
法学部国際政治学科(C群) FLIP20306 2017~2017 2・3・4