授業コード 30094800 クラス
科目名 特別講義A(ヨーロッパにおける魔女迫害と法) 単位数 2
担当者 前田 星 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 特別講義(ヨーロッパにおける魔女迫害と法)
授業の概要 「魔女狩り」という言葉によって一般に連想されるものは、実際のそれとはしばしば乖離している。西洋で行われた「魔女狩り」は裁判であり、刑事司法上の問題を含んでいた法的な現象でもある。この授業では、古代から近・現代に至る魔女と法の関わりをみていく。
学習の到達目標 ①「魔女迫害」と法の関わりを理解する
②「魔女迫害」という現象について、事実とフィクションを判別できるようになる
授業計画 第1回 イントロダクション :「魔女狩り」とフィクション
第2回 古代~中世初期の魔女と魔術①
第3回 古代~中世初期の魔女と魔術②
第4回 糺問訴訟の発展と異端審問
第5回 魔女イメージの形成・伝播
第6回 近世の魔女迫害概観
第7回 最初期の魔女迫害
第8回 魔女は実在するのか
第9回 魔女迫害の要因と構造
第10回 村の魔女狩り
第11回 女性と近世の法
第12回 法律家たちの魔女裁判
第13回 近世刑事司法批判と近代刑法
第14回 ヨーロッパの拡大と魔女迫害の非合法化
第15回 魔女迫害研究の現代
授業外学習の課題 事前に参考文献等を読んでくるとより授業の内容が理解できる。授業の後は各自でノートをまとめておくこと。
履修上の注意事項 レジュメ等についてはMoodle上にアップロードする。履修生はMoodleでそれらをダウンロードすること。
成績評価の方法・基準 テスト60%、ミニッツペーパー40%を目安に評価する。
テキスト なし
参考文献 ジェフリー・スカール、ジョン・カロウ(小泉徹訳) 『魔女狩り』( 岩波書店、2004年)
ヴォルフガング・ベーリンガー(長谷川直子訳)『魔女と魔女狩り』(刀水書房、2014年)
主な関連科目 なし
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問に対しては、基本的に授業後に対応する。ペーパーやメール、Moodleを介した質問には、なるべく次週に回答する。また、オフィスアワーに研究室に来ても良いが、必ずメールでアポイントメントをとること。
オフィスアワーの時間帯は、授業中に提示する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(発展科目) 2013~2016 2・3・4
法学部法律学科(発展科目) FLLA30934 2017~2017 2・3・4
法学部法律学科(発展科目) FLLA20934 2018~2022 2・3・4