授業コード 30094501 クラス 01
科目名 ゼミナールⅠ(2022) 単位数 2
担当者 伊藤 嘉亮 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ゼミナールⅠ:現代社会における刑法
授業の概要 池田修=金山薫編『新実例刑法[総論][各論]』(青林書院・2014年、2011年)を教材にし、講義形式の「刑法総論・各論」では扱えなかったテーマや深掘りできなかったテーマを学習します。まず、各事例では何が問題になるのか、その問題を解決するには何を議論しなければならないのかを皆で共有し、次に、いくつかのグループに分かれて議題を検討します。自由に意見を述べてもらう形式の場合もあれば、検察側・弁護側に分け、それぞれの主張を展開してもらう形式の場合もあります。
*コロナの感染状況が落ち着けば、裁判傍聴や刑務所見学を実施します。
学習の到達目標 ①現代社会が抱える問題を発見し、他の人と問題意識を共有できるようになること。
②刑法の重要問題について、自分の考え方を裏付ける資料や論拠を示しながら、その趣旨を誤解なく相手に伝えられるようになること。
③自分の立場とは異なる意見を正確に理解し、時には的確に批判し、時にはそうした意見を取り入れ、自説を修正できるようになること。
授業計画 第1回 イントロダクション
:自己紹介、模擬裁判①(事案の確認)
第2回 報告準備期間
:模擬裁判②(被告人質問)、報告の担当決め
第3回 報告準備期間
:模擬裁判③(論告・最終弁論、判決)
第4回 被害者の承諾
第5回 正当防衛と第三者
第6回 薬物輸入罪の故意、事実の錯誤
第7回 事実の錯誤と違法性の錯誤
第8回 中止犯
第9回 不作為の共同正犯・幇助
第10回 共犯からの離脱
第11回 自首の成否
第12回 メダルの不正取得と窃盗罪
第13回 仮設店舗の改造と不動産侵奪罪
第14回 クレジットカード等の不正使用
第15回 前期のまとめ(または裁判傍聴)
授業外学習の課題 授業時間外でも一緒に勉強できる場や機会を設けます。図書館の書籍だけでなく、私の研究室にある書籍等も適宜貸し出しますので、利用して下さい。
履修上の注意事項 なお、他の人が報告している間は静かに(真摯に)聴く必要がありますが、議論の段階ではむしろ“がやがや”するくらいの雰囲気になって欲しいと思います。報告者に対して質問するだけでなく、教員やその他のゼミ生とも自由に討論して下さい。
成績評価の方法・基準 報告(50%)、議論への参加・寄与度(50%)で評価します。
テキスト 池田修=金山薫編『新実例刑法[総論][各論]』(青林書院・2014年、2011年)
*購入する必要はありません。
参考文献 特に指定はしません。
主な関連科目 刑法総論、刑法各論、現代犯罪論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
アポイントを取って頂ければ、質問や相談等には随時対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(演習) 2013~2018 3・4
法学部法律学科(演習) FLLA30801 2019~2021 3・4
法学部法律学科(演習) 2022~2022 3・4