授業コード 30060904 クラス 04
科目名 国際関係演習BⅡ 単位数 2
担当者 三上 貴教 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 『危機の二十年』を読み、議論し、理解する
授業の概要  大学進学のため、北海道から本州に出てきたとき、4月にも拘わらずまだ寒いため、暖房器具を購入するなどしていると、周囲は北海道人らしからぬとして、「もぐりの道産子」などと、揶揄される始末でした。
 さてみなさん、もしかして「もぐりの国際政治学科生」になっていませんか。国際政治学科の学生であれば、『危機の二十年』は必読書です。これを読まずして、国際政治学科で学んだ、などとは恥ずかしくて言えないレベルです。しかし、読む機会がなければ読まずに卒業してしまうことも起こります。「もぐり」ではないと、堂々と言えるように、このゼミでしっかりと同書を読みましょう。
学習の到達目標 基本書かつ必読書、E・H・カー『危機の二十年』を自分のものにする。
授業計画 第1回 第1回:イントロダクション
第2回 第一章「新しい学問のはじまり」
第3回 第二章「ユートピアとリアリティ」
第4回 第三章「ユートピア的背景」
第5回 第四章「利益の調和」
第6回 第五章「リアリストからの批判」
第7回 第六章「リアリズムの限界」
第8回 第七章「政治の特質」
第9回 第八章「国際政治における権力」
第10回 第九章「国際政治における道義」
第11回 第十章「法の基盤」
第12回 第十一章「条約の不可侵性」
第13回 第十二章「国際紛争の司法的解決」
第14回 第十三章「平和的変革」
第15回 第十四章「新しい国際秩序への展望」とまとめ
授業外学習の課題 ゼミの前にテキストをしっかりと読み、質問を作成する。毎回1時間程度の予習が目安となります。
履修上の注意事項 テキストを読み、参加者が毎回3つの質問を用意します。ゼミはその質問に基いたディスカッションを中心に展開します。
成績評価の方法・基準 毎回のゼミの議論に対する貢献度75%、テキストの理解度25%で評価します。
テキスト E・H・カー (訳書2011)『危機の二十年』岩波文庫。
参考文献 授業の中で適宜紹介します。分から
主な関連科目 国際政治学、国際日本学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
昼休みに設定します。事前にメールで連絡を受け、アポを明確にして対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部国際政治学科(B群) 2014~2014 2・3・4
法学部国際政治学科(B群) 2015~2016 3・4
法学部国際政治学科(B群) FLIP30202 2017~2017 3・4