授業コード | 30051700 | クラス | |
科目名 | 法哲学 | 単位数 | 2 |
担当者 | 松本 和洋 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 法哲学 |
授業の概要 | 法解釈学と相互補完にある基礎法学の一環として、法という対象そのものに対する様々な見方や理解を学ぶとともに、法の存在と現実の社会生活との関連について学ぶ。 |
学習の到達目標 | 1:法哲学(jurisprudence)の史的展開と、それぞれの論者の見解について学ぶことで、受講生が法を捉えるための基礎的知識を修得して、自らの思考をより深めることができるようになる。 2:法と強い関連を持つ「正義」について、受講生がその法的な意味合いを咀嚼し、法解釈学の学習においてもより広い視点から、その意義づけも含めて考察することができるようになる。 3:法を取り巻く様々な学問領域(社会学、経済学)との接点を学ぶことを通じて、受講生が法解釈学を学ぶ際にも、その学問的な広がりや影響を考慮しながら学習することができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション 法哲学の範囲と講義の見取り図 |
第2回 | 法的思考 | |
第3回 | 法思想史概略(1) 自然法論 | |
第4回 | 法思想史概略(2) 法実証主義 | |
第5回 | 法思想史概略(3) 解釈としての法 | |
第6回 | 権利という言葉 | |
第7回 | 正義について(1) 正義の概念と法 | |
第8回 | 正義について(2) 分配の正義 | |
第9回 | 正義について(3) 正義のあり方をめぐる議論 | |
第10回 | 法と市場経済(1) 功利主義 | |
第11回 | 法と市場経済(2) 法と経済 | |
第12回 | 法と社会 | |
第13回 | 法と道徳 | |
第14回 | 法と権力 | |
第15回 | リベラリズムと法 |
授業外学習の課題 | 配布するレジュメをよく読んで復習をしておくこと。必要に応じて、下記の「参考文献」を参考に、自分に合った文献からも学習を行うこと。 |
履修上の注意事項 | ・レジュメを含む講義資料の配布は、google classroomの本科目クラス上でも行う。 ・レスポンスペーパーの実施はgoogle classroom経由で行うため、受講生は通常の履修登録手続に加えて、google classroomの本科目クラスにも登録する必要がある。クラスコードなどについては、教学システムの授業課題情報にて通知する(履修登録とclassroomの登録は連携しません)。 |
成績評価の方法・基準 | 集中講義のため、授業内課題への取り組みを100%として評価する。 |
テキスト | 指定しない |
参考文献 | (上から順に、講義内容とかかわりの深いものを示す) 1:平野仁彦、亀本洋、服部高宏(著)、『法哲学』(有斐閣アルマ、有斐閣、2002年) 2:亀本洋(著)、『法哲学』(法学叢書、成文堂、2011年) 3:レイモンド・ワックス (著)、中山竜一、橋本祐子、松島裕一(訳)、『法哲学 一冊でわかる』(岩波書店、2011年) 4:中山竜一、浅野有紀、松島裕一, 近藤圭介(著)、『法思想史』(有斐閣アルマ、有斐閣、2019年) 5:ホセ・ヨンバルト(著)、『法哲学案内』(成文堂、1993年) 6:ホセ・ヨンバルト(著)、『法哲学で学んだこと 一法学者の回顧録』(成文堂、2008年) 7:星野英一(著)、『民法のすすめ』(岩波新書、1998年) |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談の希望にも応じるが、第一〜第三希望までの日時を含め、一週間程度の期間内での都合を知らせること。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学部法律学科(基礎法) | - | 2013~2016 | 2・3・4 |
法学部法律学科(基礎法) | FLLA20201 | 2017~2022 | 2・3・4 |
法学部国際政治学科(F群) | - | 2014~2016 | 3・4 |
法学部国際政治学科(F群) | FLIP30601 | 2017~2017 | 3・4 |