授業コード 30041300 クラス
科目名 特別講義A(破産法) 単位数 2
担当者 井上 道 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目
破産法
授業の概要  弁護士として破産申立代理人や破産管財人を担当して実際の破産実務に関与した経験をもとに講義をさせていただき、破産制度の意義と破産手続の全体の流れとを理解してもらえることを目指します。
 そのため、破産実体法の詳細な解説よりも破産手続に関する講義(破産手続の開始・進行・終了)に重点を置く方針です。
 各回の授業ごとにその回で説明する内容の項目を列挙したレジュメを配布する以外は、とくに板書などはしないので、フリーノート形式の講義だと思って受講してください。
学習の到達目標  破産の暗いイメージを少しでもなくしてもらい、破産制度の社会的意義を理解してもらうことが目標です。
授業計画 第1回 第 1回 破産法の概要
第2回 第 2回 破産手続開始の要件
第3回 第 3回 破産手続開始決定、破産手続の機関
第4回 第 4回 破産財団
第5回 第 5回 破産債権・財団債権(その1)~破産債権の意義と行使、破産債権の届出・調査・確定~
第6回 第 6回 破産債権・財団債権(その2)~数人の全部義務者の破産と破産債権、財団債権~
第7回 第 7回 破産財団の管理・換価、配当、破産手続の終了
第8回 第 8回 免責、復権
第9回 第 9回 破産財団をめぐる財産関係の整理(その1)~破産手続開始後の法律行為等、契約関係の処理の一般規定~
第10回 第10回 破産財団をめぐる財産関係の整理(その2)~契約関係の処理の特別規定~
第11回 第11回 破産財団の法律的変動(その1)~取戻権、別除権~
第12回 第12回 破産財団の法律的変動(その2)~相殺権~
第13回 第13回 破産財団の法律的変動(その3)~否認権の意義と要件~
第14回 第14回 破産財団の法律的変動(その4)~否認権の行使と効果~
第15回 第15回 民事再生法について
授業外学習の課題  テキストまたはそれに代わる破産法の入門書を1冊入手され、授業の前か後かに1度は読むようにしてください。
履修上の注意事項  対面授業を実施します。講義の際には六法を持参してください。
成績評価の方法・基準  100%定期試験で評価します。
テキスト  日経文庫「倒産法入門(第二版)」 田頭章一著 (2016年 日本経済新聞出版社 1320円)
参考文献
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 質問は講義終了後に講師に直接なさってください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(発展科目) 2013~2016 2・3・4
法学部法律学科(発展科目) FLLA30910 2017~2017 2・3・4
法学部法律学科(発展科目) FLLA20907 2018~2022 2・3・4