授業コード 30037918 クラス 18
科目名 ゼミナールⅡ 単位数 2
担当者 中富 公一 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ゼミナールII (Seminar II)
授業の概要 リーディング・ケースとなっている最高裁判例あるいは最新判例を判例文に即して読んでいく。
  1回で一つの判例を取り上げ、報告者は原告、被告に分かれて代理人としての主張を述べる。第3の報告者は裁判官として両者の意見を聞き判決を書く。他の参加者は、それぞれどち
らを支援するかを考える。したがって、報告は1回当たり3人ずつ報告する。
 
 まず中富の方で15回で取り上げる判例を選択し、その判決文をMoodle上にアップする。
 ゼミ参加者はその中で、自分が担当したい判例、原告・被告・裁判官の役割を選択し報告者となる。
  報告者は、担当の授業の前に、代理人としての主張をレジュメに書いてMoodle上にアップする。ゼミでは、それぞれ原告と被告の主張を戦わせ、参加者を説得する。裁判官役の報告者はそれを聞いて次回までに判決文を用意する。
学習の到達目標 教科書に出てくる判例を原文に当たって読めるようになる。またそのことによって、自己の見解を憲法、法律、判例を利用して論理的に組み立てられるようになる。それによって作文力、論理力を身につける。また憲法への理解を深める。
授業計画 第1回 オリエンテーション
第2回 以下は取り上げる判決候補であり、相談の上決定する。
 砂川事件(自衛隊、安保条約の合憲性)
第3回  日商岩井事件(国政調査権の性質と範囲)
第4回  裁判員制度の合憲性
第5回  裁判官の良心
第6回  裁判官弾劾
第7回  立法手続きと司法審査
第8回  地方議会議員の懲罰と司法審査
第9回  宗教の教義に関する紛争と司法権
第10回  違憲の争点を提起しうる当事者適格
第11回  法令の合憲解釈
第12回  違憲判断の方法
第13回  租税法律における遡及的立法
第14回  徳島市公安条例事件
第15回  「公の支配」の意義と幼児教育
授業外学習の課題 報告者は報告の準備。その他の者は、該当判決を読んでくること。
履修上の注意事項 判決は中富がMoodle上にアップする。参加者は、それをダウンロードするかパソコン上で読むこと。
報告は、原告弁護人、被告(人)弁護人、裁判官の3人一組で行います。
成績評価の方法・基準 【期末試験】無 
 出席状況、報告への取り組み方、ディスカッションへの貢献度、レポートなどをみて判断します。
テキスト 憲法判例百選II [第7版]
参考文献 その都度指示する。
主な関連科目 憲法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談への対応は、Moodle上またはメールで行います。
面談(オフィスアワー)は、偶数週の金曜日16:30から。メールでアポを取ること。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(演習) 2013~2016 3・4
法学部法律学科(演習) FLLA20804 2017~2017 3・4
法学部法律学科(演習) FLLA30802 2018~2022 3・4