授業コード 30037913 クラス 13
科目名 ゼミナールⅡ 単位数 2
担当者 山田 明美 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 権利の実現の仕方
授業の概要  貸したお金を返さない相手には、「返せ」と裁判を起こせばよいと考えるかもしれません。しかし、貸主は、なぜ借主に「返せ」という権利があると言えるのでしょうか?そして、どうしたら裁判に勝てるのでしょうか?また裁判に勝ったら、必ず貸したお金が返ってくるのでしょうか? 

 ゼミ生と相談しながら進めていきたいと思いますが、以下に一応の予定を示しておきます。
ゼミナールⅡでは、民事裁判例やその評釈をよく読んで、レジュメ等を作成し報告してもらいます。
その後、ゼミ生同士で議論をします。報告後、報告内容をさらに深めたレポートを作成・提出してもらいます。
 基本パターンとしては3回で1テーマを扱うことを予定しています。
1回目 取り扱うテーマについての学説および基本となる判例・裁判例について報告
2回目 当該テーマについての学説の流れや現状について報告
3回目 今後の展望について議論し、報告者はレポートを提出する

例 ➀最3小判平成5年9月7日民集47巻7号4667頁(日蓮正宗管長事件)
  ➁最3小判昭和32年12月24日民集11巻14号2322頁
  ➂最3小判平成12年7月18日判時1724号29頁(長崎原爆症事件)
学習の到達目標 民裁判例を学修し、そこでの具体的な問題を検討・考察することを通して、権利の実現の仕方を知る。
民事紛争の処理の仕方および権利の実現の仕方を知る。
授業計画 第1回 ガイダンス(1)
 ゼミナールⅠの振り返り
第2回 ガイダンス(2)
 
 進め方
第3回 ガイダンス(3)
 テーマの選定、テーマの論点確認
第4回 文献検索・資料収集の仕方
第5回 各テーマについて検討(グループ別)
第6回 テーマ(1)報告
第7回 テーマ(1)考察
第8回 テーマ(1)まとめ
第9回 テーマ(2)報告
第10回 テーマ(2)考察
第11回 テーマ(2)まとめ
第12回 テーマ(3)報告
第13回 テーマ(3)考察
第14回 テーマ(3)まとめ
第15回 総括
授業外学習の課題 各回テーマの資料の精読、報告の事前準備、レポート作成。
履修上の注意事項 ・民事訴訟法を履修中・履修済みであることが望ましいです。
・ゼミは学生皆さんが主役ですので、出席し議論に参加することが大前提です。
 ゼミ生には、主体性・積極性を求めます。
・無断欠席は厳禁です。

 
 連絡手段として、Google Classroom等も使用します。
成績評価の方法・基準 課題への取組姿勢:30%、報告内容:40%および出席態度・発言内容:30%の割合を目安に総合的に評価します。
テキスト
参考文献 適宜紹介します。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了時後やGoogle Classroomにて随時対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(演習) 2013~2016 3・4
法学部法律学科(演習) FLLA20804 2017~2017 3・4
法学部法律学科(演習) FLLA30802 2018~2022 3・4