授業コード 20102800 クラス
科目名 現代社会学特殊講義B(音楽と社会) 単位数 2
担当者 矢吹 護 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 西洋音楽と社会
授業の概要 西洋世界で中世から近代にかけて「音楽」と「社会」の関りがどのように変化し、相互に影響を与えてきたか、西洋音楽の変遷を歴史的背景・社会的背景と結びつけて考察する。またこれまでにどのような主義・思想が生まれたのかを音楽鑑賞を通して見識を深める。学期半ばではプロフェッショナルの演奏家を招いて「演奏会」の実態を探る。最終回は履修学生とその友人達によるプレゼンテーション(演奏、ダンス等)で統括する。

・授業内容や順番については、進捗状況によって変更する場合があります。
・時折、授業内で小テストを行います。
学習の到達目標 1.音楽を通して移り行く世相を考察し、作品鑑賞によって先代を生きた人々の感情に触れる。
2.異なる文化、主義・思想、社会を理解して多様性を受け入れることができる柔軟な感性を育む。
授業計画 第1回 ガイダンス  序章 古代ギリシャ・ローマ時代の音楽
第2回 中世からルネサンス  宗教音楽と世俗音楽
第3回 バロック音楽I  ドイツ・フランス・イタリアの社会と音楽の関係性(バッハ、ビバルディ、ラモー等)
第4回 バロック音楽II  ドイツ・フランス・イタリアの社会と音楽の関係性(バッハ、ビバルディ、ラモー等)
第5回 古典派I  王侯貴族の下で生まれた音楽(ハイドン、モーツァルト)
第6回 古典派II~ロマン派  王侯貴族からブルジョワ階級へ(ベートーヴェン、シューベルト)
第7回 ロマン派I  市民階級へ広がる音楽 ピアノ曲(ショパン、リスト)
第8回 ロマン派II  市民階級へ広がる音楽 オーケストラ曲(シューマン、メンデルスゾーン、ブラームス)
第9回 国民楽派I  国民主義音楽 チェコ・フィンランド(ドヴォルザーク、スメタナ、シベリウス等)
第10回 プロフェッショナル演奏家による演奏会鑑賞
第11回 国民楽派II  国民主義音楽 ロシア(リムスキー=コルサコフ、ムスルグスキー、バラキレフ等)
第12回 オペラ・バレエ  総合芸術(ヴェルディ、プッチーニ、ワーグナー、チャイコフスキー)
第13回 印象派  アジア・アメリカ音楽との融合(ドビュッシー、ラヴェル、プーランク等)
第14回 近代音楽  近代アメリカと冷戦時ソビエトの音楽(ガーシュイン、バーンスタイン、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、カプースチン)
第15回 プレゼンテーション 総まとめ
授業外学習の課題 西洋史、日本史の大まかな流れをつかんでおく。
知識の定着をはかる。
履修上の注意事項 受講にあたり基本ルール・マナーを守ること。
授業態度は成績に考慮します
成績評価の方法・基準 試験(70%)、小テスト・課題(30%)を目安としますが、授業態度、欠席状況を考慮します。
テキスト
参考文献 新西洋音楽史 グラウト/パリスカ (音楽之友社)
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了前の5分間を質問・相談コーナーとします。紙面でも質問受けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) 2014~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23121 2017~2022 1・2・3・4