授業コード 20096100 クラス
科目名 社会科・地理歴史科教育法B 単位数 2
担当者 田中 泉 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 地理歴史科の教育目標・内容と授業開発
授業の概要 日本の地理・歴史教育の歴史を、高等学校地理歴史科学習指導要領の変遷などにより理解したうえで、それらをもとに現行学習指導要領における地理歴史科の目標、育てたい学力について考察する。次に、こうした基本的な理解をもとに、高等学校地理歴史科の学習指導要領について科目ごとに、その目標、内容、指導上の留意点と情報技術の活用法を理解する。さらに、各自、生徒の認識や実態を踏まえて授業の教材を開発し、学習指導案を作成する。
学習の到達目標 地理歴史科の目標、育成を目指す資質・能力の理解を深め、学習指導要領に示されてきた学習内容について、情報技術を活用することを前提として、具体的な授業場面を想定した綿密な授業設計を行う方法を身に付ける。この授業内容を理解することで、地理歴史科の教員免許状を取得するための基本的な知識や技能を理解し、地理歴史科の授業を行う基礎的な技能として、効果的な導入・発問法、情報技術の活用法、などを踏まえて授業作成の方法を修得する。
授業計画 第1回 オリエンテーション。本授業の目標を明確にし,課題意識を与える。
第2回 地理歴史科の歴史的背景 -わが国では地理歴史科はどのように成立してきたか-
第3回 地理歴史科の学習指導要領の変遷 -内容や方法の基準である学習指導要領は時代にあわせてどう変わってきたか-
第4回 地理歴史科の目標 -目標はどのような構造になっているか(理解目標、技能・能力目標、態度目標)-
第5回 「地理総合」の目標と基本的性格 -「地理総合」はどのような学力の育成をめざす科目か-
第6回 「地理総合」の内容 -「地理総合」はどのような地理認識の育成をめざす科目か-
第7回 「地理総合」の指導上の留意点と情報技術の活用 -「地理総合」ではどのようなことに留意するべきか、情報技術をどのように活用するか-
第8回 「歴史総合」の目標と基本的性格 -「歴史総合」はどのような学力の育成をめざす科目か-
第9回 「歴史総合」の内容 -「歴史総合」はどのような歴史認識の育成をめざす科目か-
第10回 「歴史総合」の指導上の留意と情報技術の活用 -「歴史総合」ではどのようなことに留意するべきか、情報技術をどのように活用するか-
第11回 「地理探究」の目標・内容と指導上の留意点と情報技術の活用 -「地理探究」はどのような学力と地理認識の育成をめざす科目か-
第12回 「日本史探究」の目標・内容と指導上の留意点 -「日本史探究」はどのような学力と地理認識の育成をめざす科目か-
第13回 「世界史探究」の目標・内容と指導上の留意点 -「世界史探究」はどのような学力と地理認識の育成をめざす科目か-
第14回 「地理総合」か「歴史総合」のいずれかの学習指導案を作成する。
第15回 前回作成した学習指導案について検討し、改善を図る。
授業外学習の課題 第4回~第13回では、予め、テキスト(『学習指導要領解説』)を読み込み、重要だと思われるところには下線を引くなど理解をしておくこと(各1時間)。授業後は、ノートや配布資料を利用して復習に務めること(各1時間)。
履修上の注意事項 本講義は、高校地理歴史科教員免許状取得希望者用授業科目である。
将来、教員となるという意思を持って、授業に真摯な態度で積極的に参加すること。
【対面授業】有 【非対面授業】無
 <非対面授業に変更になった場合>
同時双方向:有 オンデマンド:無 課題研究:無
成績評価の方法・基準 【期末試験】無
授業課題(50%)、学習指導案の作成(30%),授業の取り組み姿勢(20%)で評価する。
テキスト 文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 地理歴史編』東洋館出版社、平成31年3月(760円),修大生協
参考文献 参考資料は授業の中で随時、プリントで配付する。
主な関連科目 社会科・公民科教育法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
広島経済大学から出講するため,質問・相談については、メールで受け付ける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部教育学科(教職専門科目群) FHED34303 2017~2022 3・4