授業コード | 20082900 | クラス | |
科目名 | エリア・スタディーズ演習(関係) | 単位数 | 2 |
担当者 | 高田 峰夫 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 生き方と働き方―地方の可能性 |
授業の概要 | 人にはそれぞれの生き方があります。また、それに見合った働き方もあります。しかし、現代では、その当たり前のことが忘れられているのではないか、と思わざるをえません。小学校から「お受験」に励み、良い学校を出て、就活をして、良い仕事について。あたかもそれが既定路線かのような風潮がまかり通ってきました。しかし、最近では、急激な社会変化から、そうしたレールを敷かれた生き方への疑問も出始めたようです。 ここでは、改めて、「生きること」と「働くこと」を問い直してみたいと思います。仕事ではなくナリワイ、生き方と結びついた働き方、さらにはスピードと時間を問い直すこと。このような視点の転換が、皆さんにどのような変化をもたらすのか。ぜひ共に考えてみたいと思います。 もう1つ考えてみたいのは「地方」です。エリア・スタディーズのエリアは、しばしば国家の規模以上のエリアを意味しますが、ここでは、もっと小さなエリア、日本の中の「地方」とその可能性を考えてみたいのです。 *コロナ禍により、状況が変化する可能性があります。 その場合は、その変化に応じて授業の手法と内容を変更します。 ご了承ください。 |
学習の到達目標 | 生き方と働き方、さらには地方を問い直すこと。その上で、今後の人生を真剣に考えてみること。 |
授業計画 | 第1回 | 1.概要説明 |
第2回 | 2.生き方とは何か | |
第3回 | 3.働き方とは何か | |
第4回 | 4.仕事とナリワイ | |
第5回 | 5.ナリワイをつくる | |
第6回 | 6.農業と農 | |
第7回 | 7.兼業と副業 | |
第8回 | 8.半農半Ⅹ | |
第9回 | 9.地方を見直す | |
第10回 | 10.地方の可能性 | |
第11回 | 11.地方の中での自分 | |
第12回 | 12.自分の仕事 | |
第13回 | 13.自分の生き方 | |
第14回 | 14.時代の変化と生き方を再考する | |
第15回 | 15.まとめ |
授業外学習の課題 | 全員出席して毎回議論する授業形式なので、その前に毎回、各自がテキストの当該部分を熟読してくることが求められます。さらに、可能であれば、その部分に関連した情報を本や新聞、インターネット等で探して理解を深めることも期待されます。 また、交代して報告するので、担当回の前には、報告に向けてレジュメの作成を始めとする報告のための準備が必要になります。 |
履修上の注意事項 | 授業はゼミ形式です。毎回の出席が前提で、その上で報告と議論を基に授業を進めます。したがって積極的に参加する姿勢が求められます。特別な予備知識を必要とはしませんが、「考える」ことが何よりも重要です。 |
成績評価の方法・基準 | 毎回交代で準備する報告資料(20%)、報告の内容(20%)、議論への参加の程度(20%)、議論のテーマに関連した思考・発想・意欲(20%)、レポート(20%)等を総合的に判断して評価します。 |
テキスト | 伊藤洋志『ナリワイをつくる』ちくま文庫 |
参考文献 | 多数ありますが、とりあえず以下のものを参考にしてみてください。残りは、必要に応じて授業内に指示します。 塩見直紀『半農半Ⅹという生き方』ちくま文庫 澤田晃宏『東京を捨てる』中公新書ラクレ 曽根原久司『日本の田舎は宝の山』日経ビジネス文庫、 他 |
主な関連科目 | ボーダー・スタディーズ演習 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
少人数の授業ですので、授業内に質問をしてください。答えるのに時間が必要な場合は、翌週の授業時間内に答えるようにします。積極的に質問する姿勢を期待し、なおかつ質問は歓迎します。 授業に関連した相談事項は、可能な場合には授業前後に相談に応じます。ただし、プライバシー等の観点から必要と思われる場合には、それ以外の時間に、事前に時間調整の上で、相談に来てください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) | FHHS34237 | 2017~2022 | 2・3・4 |