授業コード 20065000 クラス
科目名 人文学部特別演習(崩し字解読・平仮名) 単位数 2
担当者 腮尾 尚子 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 古典文学作品の写本の崩し字(平仮名)の解読
授業の概要 (1)趣旨
崩し字表記は、決して遠い過去の遺物ではなく、現在でも、市井の店の暖簾や商品の包装紙などに活用されている例が見られる。
この科目では、古典文学作品の写本にみられる、崩し字の平仮名を解読するトレーニングを「忍耐強く」行う。

(2)対面型授業・座席指定制
新型コロナ感染予防を徹底しながら、「対面型」授業を行う。
第1回授業の時に、現場(教室内)で「座席指定」を行う。

(3)新型コロナ対策
新型コロナが蔓延した場合、途中回から「オンデマンド型」授業に切り替える可能性がある。
いつ「オンデマンド型」授業に切り替わっても困らないよう、各自、パソコン・プリンターを自宅で使えるようにしておく事。

(4)この科目を履修するための前提
必ず第1回授業に出席して、「授業ガイダンス」を受け、その内容を理解する事。
「授業ガイダンス」を受けない学生・「授業ガイダンス」の内容を理解しない学生には、この科目の履修を許可しない。
第1回授業に出席する際は、各自、この「シラバス」を紙に印刷して持って来る事。

(5)書き込み式プリントの活用
ほぼ毎回、教室で、書き込み式のプリント(紙)が配布される。
学生は、教員の解説を聴き、板書を見ながら、書き込み式プリントに、手書きで記入する事。
学習成果は、「第1回小テスト」・「第2回小テスト」・「前期末試験」で確認する。

(6)「出席カード」
毎回、授業の感想を「出席カード」に書いて提出する事。
「出席カード」の提出状況に基づいて、出席回数をカウントする。
所定の条件を満たしていない「出席カード」は、提出しても無効となる。(出席1回分としてカウントされない。)
学習の到達目標 (1)「解説を聴きながら要点を書き留める力」を身に付ける。
「対面型」授業の場合、「オンデマンド型」授業と違って、学生が途中で随時休憩をとる事は出来ない。
90分間しっかりと集中し、耳や目や手を総合的に働かせて学習する事。
その学習成果は、「第1回小テスト」・「第2回小テスト」・「前期末試験」で確認する。

(2)「異文化理解」の姿勢を身に付ける。
「異文化」とは、外国の文化だけを指すわけではない。
同じ日本という国の文化であっても、数百年以上も前の古い日本の文化は、現代日本人にとって一種の「異文化」である。
「異文化」を真摯に学ぶ事を通して、視野を広げ、自分自身の立ち位置を客観的に俯瞰する力を身に付ける。
授業計画 第1回 《4月14日(木)5限》

(1)座席指定。
当日、教室に座席表が用意されているので、それに従って着席。

(2)「授業ガイダンス」のプリント配布と解説。
基本的に「対面型」の授業の受講ルールについて解説するが、非常時に備え「オンデマンド型」の授業についても解説する。
学生は各自、「シラバス」を紙に印刷して持参する事。
印刷の仕方が分からない場合は、本学情報センターで教わる事が出来る。(要予約)
第2回 《4月21日(木)5限》

崩し字の定義について
第3回 《4月28日(木)5限》

あ行の平仮名について
第4回 《5月12日(木)5限》

か行の平仮名について
第5回 《5月14日(土)5限》 ※(土)であるが(木)の科目の授業日。

さ行・た行の平仮名について
第6回 《5月19日(木)5限》

「第1回小テスト」【15点満点】
前回までの授業の中で学んだ崩し字について出題される。
第7回 《5月26日(木)5限》

な行の平仮名について
第8回 《6月2日(木)5限》

は行の平仮名について
第9回 《6月9日(木)5限》

ま行・や行の平仮名について
第10回 《6月16日(木)5限》

ら行・わ行の平仮名について
第11回 《6月23日(木)5限》

「第2回小テスト」【15点満点】
前回までの授業の中で学んだ崩し字について出題される。
第12回 《6月30日(木)5限》

古典文学作品の写本について
第13回 《7月7日(木)5限》

古典文学作品の写本の解読(和歌など)
第14回 《7月14日(木)5限》

古典文学作品の写本の解読(物語など)
第15回 《7月21日(木)5限》

(1)「前期末試験ガイダンス」のプリント配布と解説。
「前期末試験」では、これまでの授業中に解読した古典文学作品の写本の崩し字について出題される。【70点満点】
「前期末試験」は、第15回授業の1週間後。

(2)この科目の全体的な内容のまとめ。
授業外学習の課題 (1)授業の予習・復習が必須である。
最初は復習だけ行えばよい。
ある程度、崩し字に慣れてきたら、予習もする事。
一つ一つの崩し字の形を目にやきつけ、読み方を覚える事。

(2)古歌や古文を自分で現代語訳する事。
この科目では、崩し字解読を主眼としており、古歌・古文を現代語訳する作業は殆ど行わない。
「小テスト」や「前期末試験」には、崩し字を解読させる問題は出るが、古歌・古文を現代語訳させる問題は出ない。
授業外学習として、各自、古語辞典などを用いて、授業中に出てきた古歌・古文を現代語訳してみる事。
履修上の注意事項 (1)新型コロナ対策
各自、新型コロナのウイルスを教室内に持ち込まないよう、責任を持って行動する事。
この科目の履修者・教員を感染の危険にさらすような行動をとった学生に対しては、教室内立入禁止とする。

(2)パソコン・プリンターに関する相談
個人の自宅の通信環境や機材整備に関する相談は、電機店へ。
操作方法に関する相談は、本学情報センターへ。
本学情報センターでは、印刷の仕方を教わる事が出来る。(要予約)
成績評価の方法・基準 (1)筆記試験の得点の合計(100点満点)によって、成績評価する。
   配点の内訳は、次の通り。

「第1回小テスト」15点= 前回までの授業で学んだ崩し字。

「第2回小テスト」15点= 前回までの授業で学んだ崩し字。

「前期末試験」  70点= 授業中に解読した写本の崩し字。


(2)「第1回小テスト」・「第2回小テスト」・「前期末試験」は、参照物不可。

(3)「第1回小テスト」・「第2回小テスト」・「前期末試験」の追試は、原則として実施しない。

(4)第1回授業を欠席した場合は「X」。
また、15回の授業のうち、4回以上を欠席した場合、「前期末試験」の受験資格を失う。

(5)シラバス・ガイダンス内容を理解しない学生、受講・受験のルールを守らない学生、迷惑行為を行う学生に対しては、点数や出席回数と関係なく、単位を認定しない。

(6)本人の努力不足やルール違反によって「D」・「X」となった学生が「単位を下さい」といってきても交渉には一切応じない。
テキスト 毎回の授業で配布する書き込み式のプリントを以て、テキストに代える。
参考文献 『毛筆版 くずし字解読辞典』(児玉幸多編、東京堂出版)
『原色かな手本』(二玄社)
主な関連科目 「人文学部特別演習(崩し字解読・漢字)」・「日本文学」・「教養講義(江戸文学)」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
「出席カード」に質問を書いてもよい。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科心理学専攻(人文学部総合科目) 2014~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(人文学部総合科目) 2014~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(人文学部総合科目) FHHS20114 2017~2022 1・2・3・4
人文学部教育学科(人文学部総合科目) FHED10109 2017~2022 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(人文学部) 2014~2016 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(人文学部総合科目) FHEN10015 2017~2022 1・2・3・4