授業コード 20054700 クラス
科目名 労働社会学 単位数 2
担当者 中根 光敏 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 現代社会に於ける労働の変容
授業の概要 社会学は、研究対象を選ばず、研究対象による限定をしないところに特色がある。労働社会学の基本的性格は、労働現象を取扱う限り総てのものが研究対象となりうる。ただ同じ労働現象を取扱う場合にも、他の諸科学とは分析視角が異るのであり、社会学は人間を直接対象として取扱い、人間の行動や意識を把握し、それ等の構成する社会集団の構造や社会関係、社会組織や変化等を研究するところに特色がある。本講義では、現代社会が直面している労働問題を社会学的に捉えること目指して、「働くこと=労働」をめぐる社会構造と社会意識の変容を考察する。また、COVID19Pandemicによる急激に変容していく労働現象を社会学的に考えていく。

※コロナウィルス感染症の状況次第では、本講義は「Zoomでのオンライン」と「Moodleを使ったオンデマンド」で実施せざるを得ない可能性があります。その場合、インターネットへ繋げる情報環境で、ZoomとPowerPointの2019版がインストールして動作するパソコンで講義を視聴する必要があります。詳細は、教学センターへ問い合わせなさい。
学習の到達目標 現代社会に於ける労働の変容を社会学的に考察する。
授業計画 第1回 01.講義のオリエンテーション
第2回 02.働くということ
第3回 03.キリスト教的労働観
第4回 04.宗教改革と近代的労働観
第5回 05.疎外された労働
第6回 06.「労働の喜び」論
第7回 07.若年労働問題
第8回 08.非正規雇用問題
第9回 09.COVID19Pandemicと労働
第10回 10.女性労働
第11回 11.外国人・移民労働者
第12回 12.ブルシット・ジョブ
第13回 13.エッセンシャルワーカーの顕在化/エッセンシャルワーカーの不可視化
第14回 14.消費される労働
第15回 15.統括
授業外学習の課題 1.講義中に指定された課題文献を読んで、講義に臨むこと。
2.講義中に指定された課題に関して、Moodleで課題レポートを作成すること。
履修上の注意事項 (1)私語やスマートホンの使用は許さない(単位を落とすことになります)。
(2)講義資料をMoodleに掲載するので、各自印刷して講義に持参すること。
(3)毎授業後、課題をMoodleに提出する。
(4)期末試験は行わない。

※コロナウィルス感染症の状況次第では、本講義は「Zoomでのオンライン」と「Moodleを使ったオンデマンド」で実施せざるを得ない可能性があります。その場合、インターネットへ繋げる情報環境で、ZoomとPowerPointの2019版がインストールして動作するパソコンで講義を視聴する必要があります。詳細は、教学センターへ問い合わせなさい。
成績評価の方法・基準 課題レポートを点数化(合計100点)して評価する。
テキスト 使用しない
参考文献 カリン・ウォール=ヨルゲルセン『メディアと感情の政治学』(勁草書房)
濱口桂一郎『ジョブ型雇用社会とは何か』(岩波新書)
ショシャナ・ズボフ『監視資本主義』(東洋経済新報社)
デヴィッド・ハーヴェイ『パリ――モダニティの首都』(青土社)
デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』(岩波書店)
酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎』(講談社現代新書)
デヴィッド・ハーベイ『資本論入門』(作品社)
デヴィッド・ハーベイ『新自由主義』(作品社)
その他、適宜指示する。
主な関連科目 産業社会学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義終了後、且つ、E-Mailでも受け付ける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) 2014~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23219 2017~2022 2・3・4