授業コード | 11026900 | クラス | |
科目名 | 民法Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 上谷 均 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 民法財産法分野のうち、担保等に関する諸制度、法定債権関係(事務管理・不当利得・不法行為)、および、家族法(親族法・相続法)の概説 |
授業の概要 | 【対面授業】(資料配信と連絡はMoodleを使用する) 民法は、市民社会における市民相互間の財産関係および家族関係の基本的な権利義務関係を定めた重要な法律である。民法は、財産関係に関する総則編・物権編・債権編の3編と、家族関係に関する親族編・相続編の2編で構成されている。前者の3編を財産法、後者の2編を家族法と呼ぶ。 民法Ⅱでは、担保に関する諸制度(物権編の担保物権・債権編の保証等)、責任財産の保全に関する諸制度(債権者代位権・詐害行為取消権)、債権譲渡に関する諸制度、法定債権関係(事務管理・不当利得・不法行為)および家族法の基本的な仕組みを概説する。家族法のうち相続編は財産法と密接に関わる分野である。民法Ⅰと併せて民法全体を学修することになる(民法Ⅰのシラバスを参照)。民法Ⅰを履修せずにいきなり民法Ⅱを履修しても十分に理解することは難しい。 授業は座席指定で行う予定である(ただし、履修者数によっては座席指定を実施しない場合がある)。座席指定を実施する場合は、毎回授業終了時に、簡単な穴埋め問題付の出席カードを配布する。 |
学習の到達目標 | 日常生活に関わる民法の基本的な諸制度を正確に理解することを目標とする。また、その前提として、民法の条文を正確に読めるようになることも目標とする。 |
授業計画 | 第1回 | 授業の概要と進め方の説明・金銭債権の回収に関する諸制度の概要 |
第2回 | 責任財産の保全(債権者代位権・詐害行為取消権) | |
第3回 | 担保物権①(留置権・先取特権・質権) | |
第4回 | 担保物権②(抵当権・譲渡担保) | |
第5回 | 人的担保(保証等) | |
第6回 | 債権譲渡・債務引受 | |
第7回 | 事務管理・不当利得 | |
第8回 | 【第1回小テスト】/不法行為①(一般の不法行為) | |
第9回 | 不法行為②(特別の不法行為) | |
第10回 | 親族法の概要・婚姻と離婚 | |
第11回 | 親子(実子・養子)・親権等 | |
第12回 | 相続法の概要・相続人 | |
第13回 | 相続の効力(相続分・遺産分割) | |
第14回 | 遺言・遺贈・配偶者の居住の権利・遺留分 | |
第15回 | 【第2回小テスト】/相続回復請求権 |
授業外学習の課題 | 原則として講義の前日までにレジュメをMoodleで配信する。各自で印刷して授業に持参すること。レジュメはテキストに即して作成するので、テキストおよび六法と合わせて必ず予習をしてもらいたい。毎回、かなり盛りだくさんな内容になるので予習と復習は不可欠である。毎回の授業につき、少なくとも約1時間半の授業外学習が必要である。 |
履修上の注意事項 | 授業には少なくともレジュメを持参することが必要であるが、できるだけテキストと六法も持参してもらいたい。テキスト・レジュメ・六法は予習・復習には必須である。六法は、ポケット六法(有斐閣)、デイリー六法(三省堂)など小型のものでよいが、民法の重要な改正が最近頻繁に行われているので、最新版(2022(令4)年版)が望ましい。 |
成績評価の方法・基準 | 定期試験(60点)と小テスト2回分40点(第8回と第15回の授業時間に実施予定)の合計点で評価する。 毎回必ずカードリーダで出席登録をしてもらいたい。出席状況を点数化して成績評価に加えることはできないが、学修状況を把握するためには必要な情報である。成績評価方法は第1回授業でも説明する。 |
テキスト | 潮見佳男『民法(全)第3版』(有斐閣、2022年)5060円(修大生協) このテキストは、大部(約700頁)で重たく、また、値段も高いが(ただし、民法の分野別に教科書を購入するより格段にお得である)、一冊で民法全体をかなり高いレベルで説明し、かつ、最新の改正内容にも対応している優れものである。時間的な制約のためテキストすべてを詳しく説明することができるわけではないが、毎回配信する授業レジュメは、基本的にこのテキストに準拠し、これを補うものであるから、テキストがなければわかりにくい。レジュメとテキストを併せて学修することにより十分な成果が得られるので、できればテキストも入手してもらいたい(昨年度使用した第2版でもよいが、一部の改正には対応していないので注意が必要である)。なお、前期の民法Ⅰの教科書と同じである。 |
参考文献 | 授業中に指示する。 |
主な関連科目 | 民法Ⅰ、その他民法に関連する科目 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問は、授業時またはMoodleで随時受け付ける。小テスト・定期試験の解説は、授業時またはMoodleで行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(E群) | - | 2016~2016 | 1・2・3・4 |
商学部商学科(D2群) | FCBS14212 | 2017~2022 | 1・2・3・4 |
商学部経営学科(E群) | - | 2016~2016 | 1・2・3・4 |
商学部経営学科(D2群) | FCBA14212 | 2017~2022 | 1・2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(G群) | - | 2014~2016 | 1・2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(G群) | FECE10704 | 2017~2022 | 1・2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(G群) | - | 2014~2016 | 1・2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(G群) | FEEI10704 | 2017~2022 | 1・2・3・4 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(法律領域) | FGRA20605 | 2018~2022 | 2・3・4 |