授業コード 00035600 クラス
科目名 総合教養講義a(人間と生命の倫理学) 単位数 2
担当者 大森 彰人 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 人間観と生命観の探究
授業の概要 古今東西の人間観、生命観を理解した後、今日の生命をめぐる諸問題について具体的に考察します。そして、考察を進めるなかで、今一度そもそも「生命とは何か」という根本問題に立ち返ります。そして、今日の生命をめぐる諸問題を解決するためには、人間中心の従来の倫理学ではなく、もっと広い人間も動物も地球も含めた「生命」に基づく倫理学の必要性に気づきかせます。そして「生命への畏敬の倫理」を実現するための方策を検討します。
学習の到達目標 1)今なぜ人間観、生命観が問われるのか、その意味を理解します。
2)古今東西の先達の人間観、生命観を理解します。
3)人間中心の倫理学の限界に気づき、人間も一つの「生命」という立場に立つことの必要性について理解します。
4)「生命への畏敬の倫理」を抽象的な理解ではなく、実感として理解できるようになります。
授業計画 第1回 シラバスの説明
第2回 批判的考察のすすめ
第3回 ギリシア神話における人間観、生命観
第4回 日本古代における人間観、生命観
第5回 仏教思想における人間観、生命観
第6回 キリスト教における人間観・生命観
第7回 進化論における人間観、生命観
第8回 生態学における人間観、生命観
第9回 生命の実相に基づく生命の尊重
第10回 生命の実相に基づく生命の尊重を培う取り組み
「豚のPちゃんと32人の小学生」
第11回 生命倫理の諸問題1 生誕の倫理問題
第12回 生命倫理の諸問題2 出生前診断をめぐる倫理的問題
第13回 生命倫理の諸問題3 安楽死・尊厳死と自己決定権
第14回 生命倫理の諸問題4 人体実験・動物実験、人間・サイボーグ・ロボット、医療・経済・福祉
第15回 まとめ
授業外学習の課題 レポートを2回課します。2回とも課題の提示から3週間の期間を設けるので、必ず書式にしたがって作成しすること。
1本につき、5時間以上の学習時間が必要なので、早くから取り掛かること。
課題に関するフィードバックは授業の中で行いますが、必要に応じて個別に話し合うこともあります。
履修上の注意事項 対面で授業を行います。
1)授業終了時に10回程度振り返り小テストを実施します。
2)学期中に2回レポート課題を出すので、提出すること。 
3)板書したものだけではなく、口頭での説明を随時書き取っておくこと。
4)人数が多い場合には座席を指定するので、前を希望する学生は1回目の授業終了時に申し出ること。
5)私語により退出願った学生に関しては、その後の聴講を認めません。
6)学生の関心、理解度によってはシラバスに記載した内容を一部省略・変更することがあります。
7)途中退出する学生は、前に来てカードに学生番号、名前、退出時刻を記入して退出し、再入室時に入室時刻を記入して席に戻ること。
8)学生証を忘れた学生は、講義の始まる前にその旨を伝え、カードを受け取りに来ること。
9)なお、コロナウイルスの感染状況によっては非対面の講義となることがあります。その場合には、ムードル上で指示を出しますので、その際は必ずムードルを見てください。
成績評価の方法・基準 振り返り小テスト(20%)、2回のレポート(30%)、期末試験(50%)を基本に、受講態度等を勘案し、総合的に評価します。期末試験は学期中に話したすべての内容を対象に、客観的に学習成果を測るために、ノート類の持ち込みを不可とする50問テストを実施する予定です。
テキスト 使用しません。
参考文献 河野眞監修・田路慧編集『人間と生命』ふくろう出版
金子章道・金内雅夫・河野由美・島恒生編『学生と考える生命倫理』
その他、授業中に適宜紹介。
主な関連科目 倫理学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は授業中に随時受け付けます。授業中に質問しにくい学生は終了後に質問をしてください。ゆっくり話し合う必要のある学生は木曜日の2コマ目、3コマ目にオフィスアワーを設けるので、そこで聞いてください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
商学部商学科(教養科目) WGEL13103 2017~2022 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) WGEL13103 2017~2022 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL13103 2017~2022 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL13103 2017~2022 1・2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL13103 2017~2022 1・2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) 2011~2015 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) WGEL13103 2016~2022 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL13103 2017~2022 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) WGEL13103 2017~2022 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) WGEL13103 2017~2017 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL13103 2017~2022 1・2・3・4
健康科学部心理学科(教養科目) 2017~2022 1・2・3・4
健康科学部健康栄養学科(教養科目) 2017~2022 1・2・3・4
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) WGEL13103 2018~2022 1・2・3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) WGEL13103 2018~2022 1・2・3・4