授業コード 00034500 クラス
科目名 総合教養講義a(働く人のための経営学) 単位数 2
担当者 岡田 行正 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 働く前に知っておくべき日本企業の特質と変容
授業の概要 現代の日本は、働く人の約85%が企業やその他の組織に雇用される、いわゆるサラリーマン社会といわれています。一方、非正規雇用の増大によって、「格差社会」とも称されています。
そこで本講義では、高校の教科書にも記載されている「日本的経営」について再考することから始め、日本的経営論の時代的趨勢、日本の株式会社構造と産業構造、日本企業の特質としてモノづくり現場の特徴、人事労務管理の制度、少子高齢社会における雇用の変容等について解説します。また、日本企業を取り巻く経営環境の変化を踏まえ、企業経営における基本的視座について取り上げ、近い将来、社会に出て「働く人のための経営学」について講義していきます。
学習の到達目標 日本の企業経営の特質や海外と日本の企業組織の違い、経営学の基礎的事項を理解・習得できるようになること。
授業計画 第1回 講義の概要・進め方と評価方法の説明
第2回 日本的経営論の趨勢:日本的経営の「三種の神器」の真偽
第3回 「家」の論理、「公」と「私」
第4回 株式会社の構造
第5回 株式会社の日米比較
第6回 日本のモノづくりと生産システム
第7回 日本企業の人材育成と教育訓練
第8回 長寿企業とは
第9回 賃金(賃銀)・給与(給料)・ボーナス(賞与・一時金)
第10回 人事考課制度の明暗
第11回 「働いちゃう」構造
第12回 少子高齢社会と雇用①(高齢化と少子化)
第13回 少子高齢社会と雇用②(若年労働力、高齢労働力、女子労働力)
第14回 少子高齢社会と雇用③(外国人技能実習生)
第15回 総括
授業外学習の課題 授業内容の理解度を確認するために、小テスト・課題図書レポートを課します。授業の内容を忘れないうちに、必ず復習してください。その際、キーワードや専門用語、その意味・内容は何か、授業の要点は何か、それを誰かに理解してもらえるように自分の言葉で説明できるかどうか、ということに注意しながら復習すると良いでしょう。復習に充てる時間は30分程度。集中して、やりましょう。
履修上の注意事項 ①定期試験は、実施しません。
②小テスト(2回実施)と課題図書レポート(1回)によって評価します。
③課題図書レポートは、課題書籍を指定します。
④いかなる理由があろうと「公欠」扱いは、一切ありません。
⑤毎回の講義資料を事前にShudo Moodle上にアップします。必ずダウンロードして、紙に印刷して、授業時に持参してください。
成績評価の方法・基準 小テスト:60%、課題図書レポート:40% を目安に総合的に評価します。
テキスト 【課題図書レポートで指定する書籍】
石嶋芳臣・岡田行正編『経営学の定点(増補改訂版)』同文舘出版 2018年(税込¥2,860)

上記の他に必要な資料は、随時、配布します。
参考文献 小熊英二『日本社会のしくみ-雇用・教育・福祉の歴史社会学』講談社 2019年
三戸 浩・池内秀己・勝部伸夫『企業論(第4版)』有斐閣 2018年
守屋貴司・中村艶子・橋場俊展編『価値創発(EVP)時代の人的資源管理』ミネルヴァ書房 2018年
熊沢 誠『過労死・過労自殺の現代史-働きすぎに斃れる人たち』岩波書店 2018年
高橋伸夫『虚妄の成果主義』ちくま文庫 2010年
三戸 公『「家」としての日本社会』有斐閣 1994年

上記の他にも、講義の中で随時紹介していきます。
主な関連科目 経営学の各学科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は、メールで対応します。
なお、以下、オフィスアワーでも対応します。事前に連絡してもらう方が確実です。

【オフィスアワー】
月曜日・3限(13:05~14:35)

【フィードバックの方法】
小テスト:授業中、正答と解説を行います。
課題図書レポート:授業中にレポートの講評を行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
商学部商学科(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) 2011~2015 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) 2016~2016 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) WGEL13506 2017~2017 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL13506 2017~2022 1・2・3・4
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) WGEL13506 2018~2022 1・2・3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) WGEL13506 2018~2022 1・2・3・4