授業コード | 00025800 | クラス | |
科目名 | 総合教養講義b(和紙) | 単位数 | 2 |
担当者 | 腮尾 尚子 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 様々な和紙とその特性を生かした加工品 |
授業の概要 | (1)趣旨 「和紙」は元来、文字を書くために作られた物であるが、時代が下るにつれ、他の使い方もされるようになった。 この科目では、古来、日本人が「和紙」を情報記録媒体として用いただけでなく、様々な加工を施す事によって、生活用品の材料としても活用するようになったという事例について、解説する。 (2)対面型授業・座席指定制 新型コロナ感染予防を徹底しながら、「対面型」授業を行う。 第1回授業において、現場(教室)で「座席指定」を行う。 (3)新型コロナ対策 感染状況が悪化した場合、途中回から「オンデマンド型」授業に切り替える可能性がある。 いつ「オンデマンド型」授業に切り替わっても困らないよう、各自、パソコン・プリンターを自宅で使えるようにしておく事。 (4)この科目を履修するための前提 必ず第1回授業に出席して、「授業ガイダンス」を受け、その内容を理解する事。 「授業ガイダンス」を受けない学生・「授業ガイダンス」の内容を理解しない学生には、この科目の履修を許可しない。 ※ 第1回授業に出席する際は、各自、このシラバスを紙に印刷して持ってくる事。 (5)穴埋め式「講義資料」の活用 ほぼ毎回、教室で、穴埋め式「講義資料」(紙)が配布される。 学生は教員の解説を聴き、板書を見ながら、穴埋め式「講義資料」の空所に、キーワードを「手書き」で記入する事。 (6)「出席カード」の記入・提出 毎回、指定されたテーマについて、「出席カード」に書いて提出する事。 「出席カード」の提出状況に基づいて、出席回数をカウントする。 所定の条件を満たしていない「出席カード」は、提出しても無効となる。(出席1回分としてカウントされない。) |
学習の到達目標 | (1)「解説を聴きながら要点を書き留める力」を身に付ける。 「対面型」授業の場合、「オンデマンド型」授業と違って、学生が途中で随時休憩をとる事は出来ない。 90分間しっかりと授業に集中し、耳や目や手を総合的に働かせて学習する事。 (2)漢字を書く力を維持・発達させる。 2020~2021年度、(個人差はあるが)全体的傾向として、学生の漢字力が著しく低下している。 コロナ禍によりパソコンに向かう時間が増え、文字を「手書き」する機会が減ったためと考えられる。 小学校から高校までの間に培ってきた折角の漢字力を、簡単に手放してしまうのは勿体ない。 今年度は特別に、「漢字の小テスト」(20点満点)を導入し、漢字力の重要性を再認識する。 (3)異文化理解の姿勢を身に付ける。 「異文化」とは、外国の文化だけを指すわけではない。 同じ日本という国の文化であっても、数百年以上前の古い日本の文化は、現代日本人にとって一種の「異文化」である。 「異文化」を真摯に学ぶ事を通して、視野を広げ、自分自身の立ち位置を客観的に俯瞰する力を身に付ける。 |
授業計画 | 第1回 | 《9月20日(火)2限》 (1)座席指定。 当日、教室内に「座席表」が用意されているので、それに従って着席。 (2)「授業ガイダンス」のプリント配布と解説。 基本的に「対面型」授業の受講ルールについて解説するが、非常時に備え、「オンデマンド型」授業についても触れる。 学生は、各自、この「シラバス」を紙に印刷して持参する事。 印刷の仕方が分からない場合は、本学情報センターで教わる事が出来る。(要予約) |
第2回 | 《9月27日(火)2限》 (1)「授業外学習課題」のプリント配布と解説。 各自、この「授業外学習課題」のプリントに載っている漢字の読み書きを、計画的に自習しておく事。 (2)「漢字の小テスト」についての解説。 「授業外学習課題」の自習の成果を、第5回の授業中に行う「漢字の小テスト」(20点満点)で一次チェックする。 「漢字の小テスト」には、一部、「講義資料」からも漢字の読み書き問題を出題。 |
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第3回 | 《10月4日(火)2限》 「紙」の定義について |
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第4回 | 《10月11日(火)2限》 「紙」発明以前の文字記録媒体 |
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第5回 | 《10月18日(火)2限》 (1)「漢字の小テスト」実施。(20点満点) (2)漢字の解説。 |
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第6回 | 《10月25日(火)2限》 「和紙」の定義について |
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第7回 | 《11月8日(火)2限》 和紙の材料植物について |
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第8回 | 《11月15日(火)2限》 和紙の製作工程について |
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第9回 | 《11月22日(火)2限》 混ぜ漉きについて |
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第10回 | 《11月29日(火)2限》 染め紙について |
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第11回 | 《12月6日(火)2限》 装飾紙について |
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第12回 | 《12月13日(火)2限》 和紙の加工品・紙布について |
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第13回 | 《12月20日(火)2限》 和紙の加工品・紙衣について |
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第14回 | 《1月10日(火)2限》 和紙の加工品・雨具について |
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第15回 | 《1月17日(火)2限》 (1)「後期末試験ガイダンス」のプリント配布と解説。 「後期末試験」(80点満点)は、第15回授業の1週間後。 (2)この科目の全体的なまとめ。 |
授業外学習の課題 | (1)古語の語彙を増やす学習 「授業外学習課題」のプリントには、様々な事物の古名(伝統的表記)が載せてある。 それらの古名(伝統的表記)に親しむ事によって、古語の語彙を増やす。 (2)言葉の意味・漢字の字形を調べる学習 授業中、自分にとって聞き慣れない言葉・見慣れない漢字が出てきたら、自主的にメモしておき、授業が終わってから、一つ一つ辞書を引いて丁寧に調べる事。 メモは、「講義資料」の余白に記すか、または、自分で用意したメモ用紙・ノート等に記す事。 |
履修上の注意事項 | (1)今年度、人間環境学部の学生はこの科目を履修出来ない。 (2)新型コロナ対策の徹底 各自、ウイルスを教室内に持ち込まないよう、責任を持って行動する事。 この科目の履修者・教員を危険にさらすような行動をとった学生に対しては、教室内立入禁止とする。 (3)パソコン・プリンター等の機材に関する相談 個人の自宅の通信環境や機材整備に関する相談は、電機店へ。 操作方法に関する相談は、本学情報センターへ。 本学情報センターでは、印刷の仕方を教わる事が出来る。(要予約) |
成績評価の方法・基準 | (1)2種類の筆記試験の得点の合計(100点満点)によって、成績評価する。 配点の内訳は、以下の通り。 ◯「漢字の小テスト」(20点満点) 主に「授業外学習課題」から漢字の読み書き問題を出題。 一部、「講義資料」からも漢字の読み書き問題を出題。 ◯「後期末試験」(80点満点) 主に「講義資料」所載のキーワードを書く問題を出題。 (1行~数行の説明文を読み、それに当てはまるキーワードを答える。) 一部、「授業外学習課題」から漢字の読み書き問題も出題。 (2)「漢字の小テスト」・「後期末試験」は、参照物不可。 (3)「漢字の小テスト」(授業の一環)の追試験は、原則として実施しない。 「後期末試験」の追試験は、新型コロナ療養者など一定の条件にあてはまる学生のみを対象として行う。 (4)第1回授業を欠席した場合は「X」。 また、全15回の授業のうち、4回以上を欠席した場合、「後期末試験」の受験資格を失う。 (5)シラバスやガイダンスの内容を理解しない学生、受講や受験のルールを守らない学生、迷惑行為を行う学生に対しては、得点や出席回数と関係なく、単位を認定しない。 (6)本人の努力不足やルール違反により「D」「X」となった学生が「単位を下さい」といってきても交渉には一切応じない。 |
テキスト | 毎回の授業で配布する「講義資料」を以てテキストに代える。 |
参考文献 | 『和紙文化辞典』(わがみ堂) |
主な関連科目 | 「人文学部総合科目」の「人文学部特別演習(崩し字解読・平仮名)」・「人文学部特別演習(崩し字解読・漢字)」など |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
「出席カード」に質問を書いてもよい。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
商学部商学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
商学部経営学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
商学部経営学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) | - | 2011~2015 | 2・3・4 |
人文学部教育学科(教養科目) | - | 2016~2016 | 2・3・4 |
人文学部教育学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
人文学部英語英文学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部英語英文学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
法学部法律学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
法学部法律学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2017 | 2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
健康科学部心理学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
健康科学部健康栄養学科(教養科目) | WGEL23104 | 2017~2022 | 2・3・4 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) | WGEL23104 | 2018~2022 | 2・3・4 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) | WGEL23104 | 2018~2022 | 2・3・4 |