授業コード | 90329200 | クラス | |
科目名 | 教育方法学Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 西森 章子 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 教えることを研究するということ、 Research on Teaching |
授業の概要 | 近年、教えること/教えたことが教師自身の発達にどのように影響しているか、また新しいテクノロジーや多様な学習者に出会ったときに「教えること」のありようが変化するのかどうかへの関心が高まっている。自らが持つ「教える技術」を他者や周りの環境にあてはめていく「適用的技術者」としての教師ではなく、他者や周りの環境に合わせて自らの教えることをとらえ直して行く「反省的実践家」としての教師について理解を深めることは重要である。 本授業では、Gitomer,D.H. and Bell,C.A.(2016)Handbook of Research on Teaching.(5th edition)、AERA.をもとに、 Ⅰ.教師の学びを構成するもの Ⅱ.教えることとテクノロジー Ⅲ.デジタル・グローバル時代における書くことの指導 の3つの観点から、「教えること」がどのように研究されてきたか、現時点で「教えること」や「教師」に関する研究において何が明らかになっているのかを考察する。 |
学習の到達目標 | ・教師研究や実践研究に関する近年の動向について理解する。 ・様々な論考を通して、「教えること」を客観的に捉えることができる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:教えることの哲学的論考 |
第2回 | 教師の学びを構成するもの①:イントロダクション、教えることと教師の学びに関する概念 | |
第3回 | 教師の学びを構成するもの②:教えるという仕事の特定部分及び日常生活を解明する | |
第4回 | 教師の学びを構成するもの③:教師の学びに関する研究・新たな視点 | |
第5回 | 教師の学びを構成するもの④:教師の学び・特定の場面と日常場面との接続 | |
第6回 | 教えることとテクノロジー①:イントロダクション | |
第7回 | 教えることとテクノロジー②:テクノロジーを導入することで達成されるゴールとは | |
第8回 | 教えることとテクノロジー③:さまざまなテクノロジー利用への移行 | |
第9回 | 教えることとテクノロジー④:テクノロジーを用いて教えることに関して新たに取り組むべき課題 | |
第10回 | デジタル・グローバル時代における書くことの指導①:イントロダクション、理論の見直し | |
第11回 | デジタル・グローバル時代における書くことの指導②:書くことと学校教育 | |
第12回 | デジタル・グローバル時代における書くことの指導③:学校内/外において「書くこと」 | |
第13回 | デジタル・グローバル時代における書くことの指導④:教師教育と書くことを教えること | |
第14回 | デジタル・グローバル時代における書くことの指導⑤:書くことに関する研究・今後の展望として | |
第15回 | 授業のまとめ |
授業外学習の課題 | 事前に配布される資料を熟読のうえ要旨をまとめると同時に、自らの意見を整理しておくこと(週3時間程度)。 |
履修上の注意事項 | ・対面で実施する。 ・英文和訳をはじめ、事前の十分な予習のうえ、討論に積極的に参加すること。 |
成績評価の方法・基準 | 授業への取り組み(20%)、発表の内容・方法(50%)、レポート課題(30%) |
テキスト | 適宜指示する。 |
参考文献 | Gitomer,D.H. and Bell,C.A.(2016)Handbook of Research on Teaching.(5th edition)、AERA. 生田孝至・三橋功一・姫野完治(2016)「未来を拓く教師のわざ」、一茎書房 |
主な関連科目 | 教育方法学Ⅰ、教育方法学演習Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
随時、メールや面談にて質問・相談に応じます。課題に関する評価については、適宜面談のうえ、フィードバックします。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文科学研究科M教育学専攻 | - | 2018~2021 | 1・2 |