授業コード 81111701 クラス 01
科目名 音楽表現技術Ⅰ 単位数 2
担当者 小長野 隆太 他 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 音楽表現技術Ⅰ
授業の概要  幼児教育の音楽表現教材の理解を伴う個別の表現活動・指導を繰り返し行うことによって表現技術を習得していく。
 個別の表現活動・指導の具体的な進め方としては,各クラスの履修者を音楽の習熟度別に2グループに分け,01クラスは三村真弓・小長野隆太が,02クラスは秦正子・小長野隆太がそれぞれ担当する。授業の各回で履修者は担当教員からそれぞれの習熟度に応じた課題が与えられるので,授業時間外で個人練習を行い,次回の授業でその練習成果を披露し,担当教員の指導を受ける。そして,学期中間・末には実技試験(学期末は公開)を実施する。
 音楽理論の学習については,楽典に関する基礎的な内容を取り扱う。進め方としては,授業の最初に各内容を解説し,その後にその内容に関する課題を課す。履修者はその後の個別の表現活動・指導の合間にその課題を行う。
 本授業は基本的に対面型授業で実施したが,新型コロナウイルス感染拡大のために第5~10回授業は同時双方向型,豪雨のために第13回授業は同時双方向型,新型コロナウイルスワクチン接種のために第15回授業はオンデマンド型でそれぞれ実施した。
学習の到達目標 1. 履修者がそれぞれの音楽の習熟度に応じたピアノ学習教材の独奏や歌唱教材の伴奏・弾き歌いを教材理解と合わせて行うことによって,幼児教育の音楽表現教材の基礎的な理解を深めると共に,ピアノ・歌唱に関する技能の基礎を習得する。
2. 音楽理論の課題や上記の楽曲を演奏する中で,楽典に関する知識と読譜力の基礎を習得する。
授業計画 第1回 ガイダンス(本授業の目的,計画など)
第2回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する基礎的表現(バイエル10~45番程度(1)/春に関係する歌唱教材(1)を中心に)
第3回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する応用的表現(バイエル10~45番程度(1)/春に関係する歌唱教材(1)を中心に)
第4回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する基礎的表現(バイエル10~45番程度(2)/春に関係する歌唱教材(2)を中心に)
第5回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する応用的表現(バイエル10~45番程度(2)/春に関係する歌唱教材(2)を中心に)
第6回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する基礎的表現(バイエル45~55番程度(1)/季節に関係ない歌唱教材(1)を中心に)
第7回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する応用的表現(バイエル45~55番程度(1)/季節に関係ない歌唱教材(1)を中心に)
第8回 学期中間実技試験(ピアノ学習教材の独奏,歌唱教材の弾き歌い)とこれまでの授業の振り返り
第9回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する基礎的表現(バイエル45~55番程度(2)/季節に関係ない歌唱教材(1)を中心に)
第10回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する応用的表現(バイエル45~55番程度(2)/季節に関係ない歌唱教材(1)を中心に)
第11回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する基礎的表現(バイエル55~70番程度(1)/夏に関係する歌唱教材(1)を中心に)
第12回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する応用的表現(バイエル55~70番程度(1)/夏に関係する歌唱教材(1)を中心に)
第13回 音楽理論の学習と教材理解を伴うピアノ独奏/ピアノ伴奏・弾き歌いに関する基礎的表現(バイエル55~70番程度(2)/夏に関係する歌唱教材(2)を中心に)
第14回 学期末実技試験(ピアノ学習教材と歌唱教材の独奏)と授業の総括
第15回 学期末実技試験の履修者自身による振り返り
授業外学習の課題  担当教員から課される曲・部分を次回の授業までに(できる限り毎日,1回30分以上)個人練習する。
履修上の注意事項  本授業は対面型で実施する。
 各回の授業で履修者全員にレッスンを提供するために,担当教員数の関係から定員は20名程度とする。定員に達した場合には,担当教員を増員する。
 授業は練習の場ではなく,練習の成果を披露する場であるので,上達するためには授業時間外で十分に練習に励むこと。また,その際,①1日に長時間の練習を行うよりも,たとえ短時間であっても複数の日にわたって練習を行うこと,②片手→両手,遅いテンポ→速いテンポ,部分→全体といったように,練習する方法を工夫することが重要である。
 新型コロナウイルス感染状況によって全面的に非対面型授業に変更になった場合には,本授業(試験も含む)は同時双方向型で実施する。詳細は第1回授業で説明する。
成績評価の方法・基準  学期中間・末実技試験の結果(60%),各回の授業に取り組む姿勢(20%),各回の授業での課題の達成度(20%)を総合して評価する。
 試験終了後に全体・個人にそれぞれ行われた演奏に対して口頭でフィードバックを行う。
テキスト 伊藤康英編(2006)『バイエルピアノ教則本』音楽之友社
小林美実編(1998)『こどものうた200』チャイルド本社
小林美実編(1996)『続 こどものうた200』チャイルド本社
参考文献 小林美実編(1982)『いろいろな伴奏で弾ける選曲こどものうた100』チャイルド本社
吉富功修・三村真弓編著(2019)『幼児の音楽教育法-美しい歌声をめざして-』ふくろう出版
主な関連科目 音楽表現技術Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 授業の前後に対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部教育学科(資格関連科目) 2016~2020 2・3・4