授業コード | 81103500 | クラス | |
科目名 | 民法Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 上谷 均 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 民法債権法分野の概説 |
授業の概要 | 【対面授業】(授業資料はMoodleで配信します) この講義では、前期開講の民法Ⅰとあわせて、民法とくに財産法の内容について概観することを主要な課題とします。民法は、市民社会における市民相互間の財産関係および家族関係について規律する法律です。民法の基本理念(自由、平等、個人の尊重、私的自治の原則等)と基本原則(人格平等原則、所有権絶対の原則、契約自由の原則、過失責任の原則)は、社会における人と人、および人と物のあり方にかかわる最も重要な指針の一部を示しています。民法は市民生活全般に関わるもっとも基礎的な法律です。取引(商取引を含む)に関わる民法の基本的な仕組みがわかれば、商学部、経済科学部等の授業科目の理解がより深化したり、容易になると思います。 民法Ⅱでは、民法財産法のうち、債権法(債権総論と債権各論)を中心に学修します。この分野は、契約法を巡る諸問題(契約によって発生する債権債務関係)と不法行為による損害賠償や不当利得を巡る諸問題(法定債権関係と呼ばれる、契約以外の原因で発生する債権債務関係)が中心になります。前半は、債権総論と呼ばれる分野で、債権債務関係に共通の法制度を学修します。後半は、債権各論と呼ばれる分野で、個別の債権債務の発生原因を学修します。 |
学習の到達目標 | 民法が規定する債権債務に関する基本的な制度を正確に理解することを目標とします。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス・債権法概説 |
第2回 | 債務不履行 | |
第3回 | 責任財産の保全(債権者代位権・詐害行為取消権) | |
第4回 | 弁済 | |
第5回 | 相殺・更改ほか | |
第6回 | 債権譲渡・債務引受、多数当事者の債権債務関係 | |
第7回 | 保証債務 | |
第8回 | 第1回から第7回までのまとめと復習小テスト | |
第9回 | 契約総論・贈与 | |
第10回 | 売買契約 | |
第11回 | 消費貸借・使用貸借・賃貸借 | |
第12回 | 請負・委任・寄託・組合・和解 | |
第13回 | 事務管理・不当利得 | |
第14回 | 不法行為 | |
第15回 | 第9回から第14回までの重要事項の復習と第2回復習小テスト |
授業外学習の課題 | 毎回、事前にテキストを補足するプリントをMoodleで配信します。テキストと合わせて読んで予習してください。 |
履修上の注意事項 | 対面授業で行います。 資料の配付はMoodleを使用します。 必ず六法を持参してください(出版社は問いません、小型でよいのですが、2020年4月1日施行の改正民法が掲載されていない古いものは不可です)。 |
成績評価の方法・基準 | 第8回と第15回に実施する前半と後半の復習小テスト(計40点)と定期試験(60点)の合計点で評価します。 |
テキスト | 潮見佳男著『民法(全)』(有斐閣、2017年)4500円(民法Ⅰと共通のテキスト)修大生協 |
参考文献 | 授業中に指示します。 |
主な関連科目 | 民法Ⅰ、その他民法に関連する科目 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問や相談は、研究室、Moodle、メールで対応します。研究室を訪ねる際は、メールや内線電話(2465)で必ず都合を確認してください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(資格関連科目) | - | 2011~2015 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) | - | 2011~2015 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(資格関連科目) | - | 2011~2015 | 1・2・3・4 |