授業コード 50013800 クラス
科目名 経営学入門 単位数 2
担当者 瀬戸 正則 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 経営学入門 (Introduction to Management Studies)
授業の概要 本授業の対象は初学者を中心とし、総論として経営学の基本的な考え方、経営学思想の発展や変化についての理解をもとに、現代の企業経営が抱えるさまざまな課題について、基本的な概念・考え方を確認しながら解説する。
具体的には、国際競争力の低下や経営体質の劣化が指摘され始めて久しいなかで、創成や復権を睨みながら活躍する企業の現況と、そうした企業を将来志向でリードしている経営者等のマネジメントが、時代を超えて多様なステークホルダー(利害関係者)に支持されるべく、「何のための、誰のための経営であるのか、何のためにチャレンジするのか」を常に問い直している様相を紹介する。
そのうえで、企業の戦略的行動を振り返るとともに、これまでのマネジメントにはどのような特徴があったのかを概説しながら、企業が抱える解決すべき課題はどこにどのように存在するのかについて、関連資料も活用し、受講生の理解促進を図る。
こんにち、コロナ禍が象徴する様な「VUCAの時代」と言われるなかで、日本的経営のあり方が改めて問われ、21世紀の経営実践の現場でも通用する様な進化した日本型経営の構築が求められている。経営学は、このような時流に対しいかに貢献し得るのかについても、担当教員の研究領域である「経営理念を基軸としたマネジメントによる人・組織の活性化」といった観点から解説する。
学習の到達目標 (1)企業・団体等の経営組織の運営や戦略策定に関する現状や課題・展望等について、基本的・概括的な知識を修得する。
(2)当該問題の日常生活への影響を理解し、自分自身で見て考える姿勢を身につける。
(3)多様な知識を蓄積しながら、不確実性・多義性・曖昧性が指摘される情報資源を比較検討し、取捨選択する力を養うことで、的確な判断力の向上を図る。
授業計画 第1回 オープニング・セッション -講義の目的,進め方・学修方法-
第2回 経営学とは -経済学との違い-
第3回 マネジメントの基本的思考の変化
第4回 現代企業経営の仕組みとマネジメントの課題
第5回 トップと意思決定
第6回 企業の目的と経営戦略
第7回 経営組織の基本的構造とマネジメントの課題
第8回 組織変革と組織学習
第9回 新製品・新事業の創造と組織のあり方
第10回 マネジメントのための財務基礎知識
第11回 コーポレート・ガバナンスと企業の社会的責任(CSR)
第12回 日本企業のマネジメントの軌跡と課題 -求められる競争優位性-
第13回 人と組織の活性化を図る 「経営理念」の役割・機能
第14回 企業の永続的な存立と成長に向けた諸課題
第15回 フィードバック・セッション -全体まとめ-
授業外学習の課題 (1)この講義は、教員作成のパワーポイント資料を用いるとともに、とくに後半部分では指定テキストの内容に沿って進めますので、必ず事前に購入し、講義で指示する章を一読しながら予習して下さい。
(2)日常生活上の身近な存在でもある企業に対し、日頃から積極的に関心をもち、関連するニュース・新聞記事に目配りして下さい。
講義前には、毎回15分以上は予習にかけましょう。
履修上の注意事項 真面目に講義を受ける学生への配慮からも、講義中の私語・飲食・スマートフォンなどの操作は厳禁とし、迷惑行為の常習者は、定期試験等の結果に関わらず単位不認定とします。
成績評価の方法・基準 定期試験:70%、小テスト及び受講態度:30%の割合で、総合的に評価します。
テキスト 瀬戸正則(2017)『戦略的経営理念論 -人と組織を活かす理念の浸透プロセス-』中央経済社。
配布資料はとくにありませんので、(上記)テキストと共に、講義中の入念なノートやメモが、課題レポート対策を含む学修上の重要なツールとなります。
参考文献 進捗状況に応じて、適宜紹介します。
主な関連科目 経済学入門
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
初回の講義にて案内します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) 2011~2016 1・2・3
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES13105 2017~2017 1・2・3
人間環境学部人間環境学科(入門科目) FHES11116 2018~2021 1・2・3・4