授業コード 50006304 クラス 04
科目名 卒業研究 単位数 4
担当者 坂本 智幸 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 エネルギーと関連する環境問題に関する研究論文の作成(A thesis from original research on the energy and its related environmental issues)
授業の概要 本講義は,環境ゼミナールa,及びbにおいて取り組んだテーマについて,経済学に基づく実証分析(何らかのデータを使った分析)を行い,教員や本講義参加者との議論を交えながら卒業論文を作成してもらう.
学習の到達目標 受講生には,以下の項目の全てを実践できる様になってもらう.

  1. 卒業研究のテーマをエネルギーやこれらに関わる環境問題の中から設定できるようになる

  2. 先行研究のサーベイ

  3. 経済学に基づく実証分析(データ処理とその解釈)

  4. 高校生にも伝わる日本語で書かれ,かつ客観的な分析結果に基づき適切な記述がなされた卒業論文の執筆

  5. 研究の途中経過,及び最終成果のプレゼンテーションと質疑応答

  6. 教員や研究者とのコミュニケーション

授業計画 第1回 ガイダンス(卒業研究の実施に関する概要説明と過去の卒業研究の紹介)
第2回 卒業研究のテーマのヒアリング
第3回 研究のアイディアの報告とディスカッション①
第4回 卒業研究研究のアイディアの報告とディスカッション②
第5回 研究計画書の作成・報告とディスカッション①
第6回 研究計画書の作成・報告とディスカッション②
第7回 先行研究リストの内容報告とディスカッション①
第8回 先行研究リストの内容報告とディスカッション②
第9回 先行研究のサーベイ報告とディスカッション①
第10回 先行研究のサーベイ報告とディスカッション②
第11回 先行研究のサーベイ報告とディスカッション③
第12回 先行研究のサーベイ報告とディスカッション④
第13回 先行研究サーベイレポート作成・提出と報告
第14回 分析のアィディアとデータコレクション①
第15回 分析のアィディアとデータコレクション②
第16回 分析のアィディアとデータコレクション③
第17回 分析の進捗報告とディスカッション①
第18回 分析の進捗報告とディスカッション②
第19回 分析の進捗報告とディスカッション③
第20回 卒業論文の作成とフィードバック①
第21回 卒業論文の作成とフィードバック②
第22回 卒業論文の作成とフィードバック③
第23回 卒業論文の校正①
第24回 卒業論文の校正②
第25回 卒業論文の校正③
第26回 卒業論文ドラフトの提出とディスカッション
第27回 最終報告に向けたフィードバック
第28回 卒業研究最終報告会①
第29回 卒業研究最終報告会②
第30回 卒業論文の提出とディスカッション
授業外学習の課題

  1. 卒業研究の各回は,基本的に学生の報告と学生と担当教員の議論に時間が当てられる.従って,授業外学習において卒業研究のために必要な学習や,分析のための準備に充てることが求められる.

  2. 卒業論文の提出締め切り(第30回・卒業論文の提出とディスカッション)に間に合うように計画的に授業外学習の時間を論文作成(先行研究のレビュー,分析,執筆など)に充てること

  3. 卒業研究のために必要な学習として,統計学,パソコンを用いた統計データの処理,経済学,エネルギーに関する幅広い知識の習得などがある.

履修上の注意事項 受講生は以下について十分に理解・承知した上で参加すること.

  1. 卒業論文は,エネルギーやこれに関わる環境問題を主な内容とすること,かつ経済学に基づく実証分析(何らかのデータを使った分析)を行うことが必須である.従って,エネルギーやこれに関わる環境問題に関する興味や関心があることが望ましい.

  2. パソコンの操作に関する苦手意識がある場合は克服しておくこと.

  3. 可能な限り環境ゼミナールa, bにも出席することを望む.

  4. 卒業論文は教員が製本するため,卒業論文の提出後も印刷用の原稿を作成するために作業をしてもらうことがある

  5. 卒業研究の進捗などによって,講義計画の一部に変更等が生じる場合もある.受講生は計画を立てて卒業研究に取り組むこと.

  6. この卒業研究は対面形式で行う.しかしCOVID-19発症防止対策の状況に応じて非対面形式に変更される可能性がある.その場合にはMoodleにて案内をするほか,可能な限り事前に講義内においてもアナウンスする.受講生は非対面形式の授業に速やかに移行できるようパソコン・インターネット環境の整備しておくこと.

成績評価の方法・基準

  • 卒業研究における成績評価を受ける者は以下の4つの事項に全て当てはまる者のみである.



  1. 1年間,卒業研究に真摯に取り組むこと

  2. 第26回「卒業論文ドラフトの提出とディスカッション」において,卒業論文のドラフトを提出し終えていること

  3. 卒業研究最終報告会(第28,29回)」のいずれかにおいて,最終報告を終えていること

  4. 第30回「卒業論文の提出とディスカッション」において,卒業論文の提出を終えていること

  5. 卒業研究の進捗などによって,講義計画の一部に変更等が生じる場合もある.受講生は計画を立てて卒業研究に取り組むこと.



  • 成績は提出された卒業論文に基づき評価される

  • 卒業論文の審査は添付の評価基準に基づいて行う.卒業論文作成前には,必ずテキストを熟読するとともに,評価基準にも目を通しておくこと.

テキスト 適宜紹介する.
参考文献

  1. (各自用意しておくこと)木下 是雄(1994)「レポートの組み立て方」筑摩書房.

  2. 縄田 和満(2020)「Excelによる統計入門(第4版)」,朝倉書店
    (新しい版が出版されているので注意すること.最新版は生協で準備をしてもらっている.必ず最新版を準備すること)

  3. その他関連するテキストは授業内で紹介する.

主な関連科目 資源・エネルギー論,資源・エネルギー政策論,環境経済学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
ゼミ生は,(フィスアワーを特に設けず)いつでもゼミナールで生じた疑問や相談に対応する.確実に時間を取りたい場合は,学生が事前にメールにて連絡すること.
添付ファイル 課題と評価基準.pdf 説明 【卒業論文 評価項目 2020年】

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) 2011~2016 4
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) FHES47101 2017~2021 4