授業コード 50004400 クラス
科目名 資源経済学 単位数 2
担当者 坂本 智幸 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 資源経済学(Introduction to Resource Economics)
授業の概要 本講義で扱う自然資源は鉄鉱石や石油といった鉱物資源や森林や魚といった生物資源である.鉱物資源は利用すればいずれ枯渇すると考えられる.一方,生物資源は再生可能ではあるが,鉱物資源とは異なる状況下において枯渇する場合がある.資源経済学は,この様な自然資源の特徴に注目し,市場取引を通じた自然資源の利用について考える学問である.本講義では,資源経済学のテキストを用いて,自然資源の特徴を踏まえた生産・消費に関する考え方を説明していく.
学習の到達目標 講義の内容を理解し,発展科目,及びゼミナール科目における学修につながる知識と自然資源の生産・消費に関する経済学的思考法を身につけてもらう.
授業計画 第1回 講義のガイダンスとイントロダクション(自然資源経済学とはなにか?資源経済学が対象とする課題とは何か?)
第2回 経済学の基本的な事項の復習①(支払意志額/需要)
第3回 経済学の基本的な事項の復習②(費用/供給)
第4回 経済学の基本的な事項の復習③(効率性と持続可能性)
第5回 一般的な自然資源問題(市場と効率性/自然資源に対する公共政策)
第6回 自然資源の分析のための基本原則
第7回 自然資源の評価
第8回 鉱物資源の経済学
第9回 エネルギーに係る経済学
第10回 森林の経済学
第11回 海洋資源に係る経済学
第12回 野生生物管理の経済学
第13回 生物多様性の保護の経済学
第14回 これまでの復習と確認テスト
第15回 資源経済学の思考と評価(確認テストの解説も行う)
授業外学習の課題
  1. 1回の講義につき4時間程度の予習・復習が求められる.授業外学修においては講義の内容の理解を深めるために予習・復習に十分な時間を充てること.

  2. 講義内容の理解を深めるために教科書を用いた予習・復習を行うこと.

  3. 講義や復習の中で生じる疑問は,講義終了後の休み時間,オフィスアワー,Moodleのアンケート(コメントシート)を活用すること.
履修上の注意事項

  1. 講義で説明する内容には連続性があるので,欠席せず講義に参加すること(講義への出席は当然だと考えている)

  2. 受講生の理解に応じて講義の進捗を調整する.従って計画の一部が省略されるか,前後する場合もある.

  3. 講義に関する連絡,講義資料の配布,課題の案内と提出,及びその他本講義に関することは,全てMoodleを通じて行う.従って,講義が本格的に始まるまでには,受講生はMoodleと学生用のE-Mail(alphaアカウント)を利用できる状況にしておくこと.

  4. この講義は対面形式で行う.しかしCOVID-19発症防止対策の状況に応じて非対面形式に変更される可能性がある.その場合にはMoodleにて案内をするほか,可能な限り事前に講義内においてもアナウンスする.受講生は非対面形式の授業に速やかに移行できるようパソコン・インターネット環境の整備しておくこと.

成績評価の方法・基準

  1. 学習の到達目標に記載する事項に関する理解度について,数回の課題(40%)と確認テスト(60%,第14回講義で実施)から測り,その結果に基づき総合的に評価する.

  2. COVID-19発症防止対策の状況に応じて非対面形式に変更された場合,確認テスト(第14回講義で実施)をレポート(論述試験を含む)に変更する.

テキスト

  1. 庄子・柘植・栗山(2016)『入門 自然資源経済学』,日本評論社,392ページ(原著:Field, B. C. 2008 “Natural resource economics-An introduction, 2nd edition”, Waveland Press Inc. )

参考文献 講義において適宜紹介する
主な関連科目 経済学入門,資源・エネルギー論,環境経済学,発展特殊講義(エネルギー・環境経済分析と統計)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義終了後,オフィスアワー(火曜日5時限・第2研究棟1F)において対応する.非対面形式の場合は,E-Mailにて対応する.

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) 2011~2016 1・2・3
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES13104 2017~2017 1・2・3
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES23107 2018~2021 2・3・4