授業コード | 20102100 | クラス | |
科目名 | 英語学・英語教育学ゼミナールC(認知英文法演習) | 単位数 | 2 |
担当者 | 石田 崇 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 認知英文法基礎 (Cognitive English Grammar) |
授業の概要 | 人は、世界を「意味」として捉えています。言語は、その「営み(認知)」を可能にしています。つまり、言語を知るということは、人間を知るということでもあるのです。このような観点に基づき、本ゼミナールでは、(i) 言語が表す意味とはどのようなもので、(ii) 人はその意味をどのように解釈しているのかについて、英語という言語から考察します。本ゼミナールは、事前に発表担当者を決め、発表者にはテキストの該当箇所をハンドアウトにまとめて口頭発表をしてもらい、その後受講生の興味関心に応じながら議論を深めていきます。 |
学習の到達目標 | ①英語(英文法)の仕組みについて、具体的なデータに基づいて比較・検討できる。 ②英語で書かれた内容を正確に理解し、適切な日本語で説明することができる。 ③担当箇所をハンドアウトにまとめ、レビューすることができる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス(授業の進め方についての説明)と イントロダクション(認知英文法とは) |
第2回 | カテゴリーとプロトタイプ | |
第3回 | フレームとドメイン | |
第4回 | 比喩(メタファー・メトニミー)と多義性(上位下位・包摂) | |
第5回 | イディオムと構文 | |
第6回 | 解釈原理とメンタルスペース | |
第7回 | 会話の含意と関連性理論 | |
第8回 | 概念的自律要素と概念的依存要素 | |
第9回 | (複雑な)状況を表す文 | |
第10回 | ここまでの総括とディスカッション | |
第11回 | モノの種類(名詞と名詞句) | |
第12回 | モノを背景化する (Grounding things) | |
第13回 | モノを量化する (Quantifying things) | |
第14回 | モノを修飾する (Qualifying things) | |
第15回 | 講義全体の総括とディスカッション |
授業外学習の課題 | ①予習復習には十分な時間をとりましょう(最低でも各1時間以上)。 ②課題に取り組むときや語彙を調べるときは、英和辞典だけではなく英英辞典も積極的に利用しましょう(Oxford Learner's DictionaryやCollins Online Dictionaryなど)。 |
履修上の注意事項 | 【授業形態】対面(ただし、新型コロナの状況によっては、オンラインに切り替える可能性も有。その場合は、事前にアナウンスを行います。) 【欠席】最大4回まで(5回休んでしまうと自動的に単位が出せないので注意してください。また、欠席の理由がやむを得ない場合は、自分で判断せず、まず相談してください)。 【受講態度・受講生に望むこと】本ゼミナールは、学術英語を正確に読み、4年次の卒業研究に向け、その基礎固めをすることを最大の目的とします。また、本ゼミナールの受講生は、基本的には、次年度の卒業研究において、"英語で卒業論文を書く"ことが期待されます。受講生は、その覚悟をもって受講してください。 【その他】発表担当者は、丁寧でわかりやすいハンドアウトの作成を心がけ、責任をもって発表しましょう。 |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 【期末レポート】有 【成績評価】発表(30%)及び期末レポート(70%)を総合して評価する。 |
テキスト | Radden, Günter and René Dirven (2007) Cognitive English Grammar, John Benjamins, Amsterdam. ISBN: 978-9-0272-1904-6 [定価:本体5,000円程度+税] |
参考文献 | 必要に応じて紹介します。 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・質問・相談等は、基本的に授業の前後に対応します(他の可能な対応については初回授業時に説明します)。 ・期末レポートのフィードバックは、各自事前にメールでアポイントメントをとってください(※次年度に向けて、卒業研究の内容についての話し合いも兼ねて行います)。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部英語英文学科(英語学・英語教育学) | FHEN30324 | 2017~2021 | 3・4 |