授業コード | 20101900 | クラス | |
科目名 | 英語学・英語教育学ゼミナールA(日英語対照研究) | 単位数 | 2 |
担当者 | 石田 崇 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 日英語対照研究 (Contrastive Study of Japanese and English) |
授業の概要 | 言語比較 (対照) 研究とは、何を明らかにする分野なのでしょうか。特に、言語系統的には遠い関係と言われる、日本語と英語を比較することによって何がわかってくるのでしょうか。これらの問いに対し、本ゼミナールでは、(i) 人が伝達行為を行う際の言語使用の実態について日英語比較を行い、(ii) 両言語の違いが何に由来するのかについて考察します。本ゼミナールは、事前に発表担当者を決め、発表者にはテキストの該当箇所をハンドアウトにまとめて口頭発表をしてもらい、その後受講生の興味関心に応じながら議論を深めていきます。 |
学習の到達目標 | ①日英語の言語学上の差について、具体的なデータに基づいて比較・検討できる。 ②英語で書かれた内容を正確に理解し、適切な日本語で説明することができる。 ③担当箇所をハンドアウトにまとめ、レビューすることができる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス(授業の進め方についての説明)と 第1章 日本人は「集団主義的」か―言語学からの批判的検討― |
第2回 | 1-2: 社会・文化モデルと言語の関係 1-3: 集団モデルと自己の流動性 1-4: ウチに同化しない不変の絶対的自己 |
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第3回 | 1-5: 絶対的自己の優位性 1-6: 普遍的概念としての自己とその二面性 |
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第4回 | 1-7: 私的自己中心の日本語・公的自己中心の英語 | |
第5回 | 1-8: 「裸」の個人と「衣服」としての集団 | |
第6回 | 第1章の総括とディスカッション | |
第7回 | 第2章 代名詞の不使用と自己志向性 2-2: 日英語と主体化の度合い |
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第8回 | 2-3: 日英語における事故と他者の関係 | |
第9回 | 2-4: 日記英語における空主語と主体化 2-5: 「教科書英語」的日本語における事故と他者の同等性 |
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第10回 | 第2章の総括とディスカッション | |
第11回 | 第3章 日本語における独り言 3-2: プライベートスピーチ |
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第12回 | 3-3: 独り言調査 | |
第13回 | 3-4: 終助詞「ね」と「よ」 | |
第14回 | 3-5: 終助詞の習得 3-6: 「ね」と「よ」の頻度差 |
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第15回 | 第3章の総括とディスカッション 今学期の振り返り |
授業外学習の課題 | ①予習復習には十分な時間をとりましょう(最低でも各1時間以上)。 ②課題に取り組むときや語彙を調べるときは、英和辞典だけではなく英英辞典も積極的に利用しましょう(Oxford Learner's DictionaryやCollins Online Dictionaryなど)。 |
履修上の注意事項 | 【授業形態】対面(ただし、新型コロナの状況によっては、オンラインに切り替える可能性も有。その場合は、事前にアナウンスを行います。) 【欠席】最大4回まで(5回休んでしまうと自動的に単位が出せないので注意してください。また、欠席の理由がやむを得ない場合は、自分で判断せず、まず相談してください)。 【その他】発表担当者は、丁寧でわかりやすいハンドアウトの作成を心がけ、責任をもって発表しましょう。 |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 【期末レポート】有 【成績評価】発表(ハンドアウトを含む)(30%)及び期末レポート(70%)を総合して評価します。 |
テキスト | 廣瀬幸生・長谷川葉子 (2010) 『日本語から見た日本人ー主体性の言語学ー』開拓社, 東京. ISBN: 978-4-7589-2516-7 [定価:本体1,800円+税] |
参考文献 | 必要に応じて紹介します。 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・質問・相談等は、基本的に授業の前後に対応します(他の可能な対応については初回授業時に説明します)。 ・期末レポートのフィードバックは、希望者に対して個別に行います。希望者は、事前にメールでアポイントメントをとってください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部英語英文学科(英語学・英語教育学) | FHEN20315 | 2017~2021 | 2・3・4 |