授業コード 20101800 クラス
科目名 社会学特殊演習Ⅱ(消費社会の現代的展開) 単位数 2
担当者 中根 光敏 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 消費社会の転換点を考える
授業の概要  本演習では、消費社会論という視角から現代社会を考察する。とりわけても、大衆消費社会から高度消費社会を経て、文化的・経済的格差による社会的分断が進行しつつある現代社会に於いては、「国民に消費を促すことが国民国家の課題」となっており、2020年に生起した新型コロナウィルス騒動によって、格差の拡大は加速度的に進行しつつある。新型コロナの感染状況に影響を受けつつも、おそらく「go to〜〜キャンペーン」のような消費喚起政策を日本政府が取りやめることはないだろう。
  こうした状況化において、人々の消費行動はどのように変化し、また、各産業における財貨・サービスの提供は如何なる変化をしていくのかを考える。
学習の到達目標 自分がおかれている社会的状況を認識し、将来の社会変化を想定して、社会問題の解決をさぐるための知識を身につける。
授業計画 第1回 演習の進め方(中根光敏)
第2回 消費社会論という視角(中根光敏)
第3回 人間社会と消費(中根光敏)
第4回 近代化と大衆消費社会(中根光敏)
第5回 産業化と消費社会(中根光敏)
第6回 高度消費社会(中根光敏)
第7回 文化的・経済的格差と消費社会(中根光敏)
第8回 新コロナ騒動下における消費社会を考える(中根光敏)
第9回 新コロナ騒動下における産業の変容(中根光敏)
第10回 新コロナ騒動下における繁華街/夜の街(中根光敏)
第11回 新コロナ騒動下における飲食店・アパレル(中根光敏)
第12回 新コロナ騒動下における旅客旅館観光業(中根光敏)
第13回 将来の消費社会を考える(中根光敏)
第14回 現代文化と消費社会(野村浩也)
第15回 音楽文化と消費社会(野村浩也)
授業外学習の課題 受講までに指定された文献を読み、報告レジュメを作成すること。
履修上の注意事項 対面授業実施
1.指定された文献を読んで、レジュメを作成し、演習に望むこと。
2.報告レジュメ及びレポートは、Moodleへアップすることになる。

※本演習は対面で実施する予定であるが、対面講義が不可能になった場合は、Zoom若しくはオンデマンドによる演習へ切り替える。
成績評価の方法・基準 課題への取り組み、報告レジュメの作成と報告、演習おける議論への参加度を100点満点で総合的に評価する。
テキスト 使用しない。
参考文献 スラヴォイ・ジジェク『パンデミック2 COVID-19と失われた時』Pヴァイン
主な関連科目 社会学特殊講義Ⅰ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義時間後及びメールでも対応する

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) FHHS36215 2014~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(特殊演習科目) FHHS36215 2017~2021 2・3・4