授業コード | 20097300 | クラス | |
科目名 | 最新心理学講義A(文化心理学とその展開) | 単位数 | 2 |
担当者 | 小宮 あすか | 履修期 | 後期夏季集中 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 文化心理学とその展開 current opinion in cultural psychology |
授業の概要 | 国際化の進む現代において、異なる文化的背景を持つ人々に出会う機会は様々にある。異なる文化で生まれ育つということは、人の心にどのような違いをもたらすのだろうか。 文化心理学は「文化と心の相互構成」をテーマに発展してきた学問である。多くの心理学の諸分野と異なり、人の心に対する文化の影響を前提とし、どれだけ深く、どのように文化が心に影響するかを明らかにしてきた。本講義では、文化と心の関係を理解するために、文化心理学の諸理論と実証研究を概説する。前半(第1回〜第8回)は古典的な文化心理学の議論を中心に、後半(第9回〜第14回)は文化心理学が取り組んできた社会問題への応用を中心に扱う。 |
学習の到達目標 | 心に対する文化の影響を理解できるようになる。 文化比較を含めた心理学の方法論を理解できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション |
第2回 | 文化心理学とは | |
第3回 | 文化的自己観 | |
第4回 | 文化の心への影響①(やる気の仕組み) | |
第5回 | 文化の心への影響②(感情) | |
第6回 | 文化の心への影響③(注意・認知・思考) | |
第7回 | 文化への適応①(発達と社会化) | |
第8回 | 文化への適応②(異文化適応) | |
第9回 | 文化の分断①(国内での「文化」差) | |
第10回 | 文化の分断②(多文化共生社会) | |
第11回 | 文化心理学の展開①(文化と幸福感) | |
第12回 | 文化心理学の展開②(文化の変容) | |
第13回 | 社会生態学的アプローチ①(関係流動性の考え方) | |
第14回 | 社会生態学的アプローチ②(集団主義と個人主義の起源) | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 毎回授業内容を補足する配布資料(レジュメ)を配布するので、その復習をすること。 |
履修上の注意事項 | ・授業は対面にて行う。 ・授業の中で心理学実験や調査への参加をお願いすることがあります。実験を体験することは心理学の学習を行う上で極めて有益なので、積極的に参加してください。 |
成績評価の方法・基準 | 受講態度60%(小テストを含む)、授業内のテスト(40%)を目安に総合的に評価する。 |
テキスト | 特に指定しない。 |
参考文献 | 増田貴彦・山岸俊男(2010)文化心理学(上)(下) 培風館 その他、授業内で必要に応じて紹介する。 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中に配布する質問用紙(ミニッツ・ペーパー)を使用する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(自専攻科目) | - | 2014~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(他学科及び他専攻科目) | - | 2014~2016 | 1・2・3・4 |