授業コード 20084300 クラス
科目名 表象文化論演習(理論) 単位数 2
担当者 河口 和也 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 「ホームドラマ」の表象文化論 Representations of “Home-drama”
授業の概要 家族社会学や親密性研究においては、これまで家族や親密な関係性について、様々な形での探究が行われてきた。そこでの研究対象には、家族構造や家族形態なども含まれている。そうした家族をめぐる構造・形態・関係性は、メディアを通じて多様な形で表象されている。本演習では、家族の表象に焦点を当て、とりわけ「ホームドラマ」と呼ばれるジャンルの映画やテレビ番組を取り上げることで、家族や家庭といったものがそのなかでどのように描き出されてきたか、そして、そうしたことがもつ社会的な意味はどのようなものかを考察していく。
学習の到達目標 メディアにおける家族表象の分析のための理論的枠組みを理解し、それをもちいて、さまざまな家族表象を多様な視角から分析・考察できるようになること
授業計画 第1回 イントロダクション+家族表象とは何か
第2回 家族イメージの変動研究
第3回 日本の家族変動
第4回 日本の家族イメージの変遷Ⅰ―映画
第5回 ホームドラマの誕生
第6回 ホームドラマというジャンル
第7回 ホームドラマの制作
第8回 ホームドラマと女性
第9回 家族をめぐる物語形成
第10回 日本の家族イメージの変遷Ⅱ―テレビ
第11回 テレビにおける家族イメージ
第12回 テレビにおけるホームドラマの変遷
第13回 テレビにおけるホームドラマの隆盛
第14回 テレビにおけるホームドラマの衰退
第15回 1回から14回までのまとめ
授業外学習の課題 購読する文献については、履修者全員が必ず読み、理解をしておくこと。報告者はもちろん報告者以外でもわからない用語などについては事前に調べておく。
履修上の注意事項 【対面授業】

この授業は演習形式であるので、参加者の報告が中心となる。したがって、遅刻や欠席等は他の履修者にも迷惑をかけるので、十分注意すること。また、報告者はレジュメを作成し、報告をすることになるが、他の参加者は、そうした報告に基づき議論を行うので、報告者以外でも文献の該当箇所は必ず読み内容を理解しておくこと。

資料やレジュメ等は、Moodleで配布することがありますので、毎回授業の前には確認してください。
成績評価の方法・基準 授業中の取り組み(60%)と学期末に課すレポート(40%)を総合して評価する。授業前後に1時間程度の学習をすることが望ましい。
テキスト 授業中に適宜指示する。
参考文献 坂本佳鶴恵 1997 『<家族>イメージの誕生―日本映画にみる<ホームドラマ>の形成』新曜社
佐藤忠男 1978 『家庭の甦りのために―ホームドラマ論』筑摩書房
主な関連科目 親密性の社会学、親密性の社会学演習、表象文化論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問や相談等については、授業中でも、授業終了時に対面により対応します。また、日常的にはメールにより対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) FHHS34275 2017~2021 2・3・4