授業コード | 20079400 | クラス | |
科目名 | 比較社会学Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 吉田 舞 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 外国人労働者の比較社会学(Comparative Sociology of Migrant workers) |
授業の概要 | 講義では、都市底辺を生きる人々の生活を通じて、グローバル化における労働市場の変容を分析します。後期は、日本の身近な事例をテーマに扱います。これにより、他のアジアの国々で働く労働者が置かれた社会的、文化的、制度的条件を比較し、日本社会の特徴を理解することを目指します。 本授業では、テキスト『日本で働く』(松籟社,2021)の精読を行います。受講者には、各自の分担箇所についてプレゼンテーションを行ってもらい、毎回、テーマについてのディスカッションを行います。このほか講義では、DVDなどの視聴覚教材のほかに、新聞を利用したグループワークを予定しており、受講者の積極的な参加を期待します。 |
学習の到達目標 | 外国人労働者の状況を、日本の社会構造との関連で分析し、自身の生活と関連付けて理解する力を身に付ける。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション:比較社会学の内容、評価方法の説明 ※授業詳細と報告の分担は、オリエンテーションで説明するため、受講者は必ず受講してください。 |
第2回 | 序章:外国人労働者から見える日本社会 | |
第3回 | 第1章:統計からみた近年の外国人労働者の動向 | |
第4回 | 第2章:外国人労働者に関する入管法制の変遷 | |
第5回 | 第3章:「食の外部化」と外国人労働者 | |
第6回 | 第4章:建設業と外国人労働者 | |
第7回 | 第5章:変わりゆく農村を後にしてーベトナム北部農村の工業化と技能実習生 | |
第8回 | 第6章:日常のなかの移住労働ータイ人技能実習生を中心に | |
第9回 | 第7章:過疎化農村を多文化社会へ再生する日系ブラジル人学校 | |
第10回 | 第8章:日系フィリピン人一家の「家庭菜園」の意味 | |
第11回 | 第9章:かれらの前には誰がいたのかー園芸産地の季節労働 | |
第12回 | 第10章:在日アフリカ人の移動と労働 | |
第13回 | 終章:「移民ではない」移民 | |
第14回 | 多文化共生論 | |
第15回 | グループ・ワーク:まわし読み新聞 |
授業外学習の課題 | 各種メディアを通じて提供される国内外の時事問題に関する情報に関心を向け、その概要を把握すること。 |
履修上の注意事項 | (1) 私語厳禁。他の受講生に迷惑となる行為を行った場合は、成績を不可とする場合がある。 (2) 欠席は5回以上で成績不可とする。 (3) 講義は対面授業を行う。 (4) 受講者は授業日までにテキストを入手し、オリエンテーションに持参すること。 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験50%、課題・プレゼン50%で評価する。 |
テキスト | 伊藤泰郎・崔博憲編著,2021,『日本で働くー外国人労働者の視点から』松籟社. |
参考文献 | 宮島喬ほか,2015『国際社会学』有斐閣. 駒井洋監修,2018,『産業構造の変化と外国人労働者』明石書店 |
主な関連科目 | 比較社会学I |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義終了後、またはコメントシートにて質問を受け付ける。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23211 | 2017~2021 | 2・3・4 |