授業コード 20065601 クラス 01
科目名 アドバンスト心理学講義B (産業心理学) 単位数 2
担当者 井川 純一 履修期 後期夏季集中
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 産業・組織心理学概論
授業の概要 現代の産業社会の構造は, 急速な技術革新や国際化, 企業組織の統合や合理化など, 大きな変貌を遂げつつあり, 働く人々の意識や行動,生活場面においても様々な変化が生じている。これらの変化に対応するため, 本講義では,仕事への動機づけや消費行動, リーダーシップや集団意思決定などの産業・組織心理学における基本的なトピックに加えて, 職場におけるメンタルヘルスの問題や産業カウンセリングなどについても教授する。
学習の到達目標 産業・組織心理学に関する基本的な用語を理解し, 心理学的研究が社会に果たしてきた基本的な役割について理解することを目標とする。
授業計画 第1回 イントロダクション
産業組織心理学とはなにか
第2回 仕事への動機づけ (1)
労務管理と組織的怠業
第3回 仕事への動機づけ (2)
モチベーションを高める要因
第4回 人事評価制度
HRMシステムと人事評価
第5回 人事測定の方法
心理検査の応用
第6回 職場の人間関係と意思決定
集団意思決定と人間関係
第7回 職場集団におけるリーダーシップ (1)
古典的リーダーシップ研究
第8回 職場集団におけるリーダーシップ (2)
リーダーシップ研究のトレンド
第9回 職場のストレス
コーピングスキルとソーシャル・サポート
第10回 組織における協力と葛藤 (1)
組織市民行動と協同
第11回 組織における協力と葛藤 (2)
組織内葛藤の生起と解決
第12回 ヒューマンエラー
エラーの原因と対策
第13回 売り手と買い手の心理学 (1)
購買意思決定
第14回 売り手と買い手の心理学 (2)
感情と広告
第15回 キャリア発達
ライフキャリアと心理学
授業外学習の課題 授業の最後に理解の程度を知るための簡単な問題(ミニレポート)を出題し, 日常生活との接点についての考察を深める。講義内容への質問を次週に提出してもらう (概ね2時間程度)。
履修上の注意事項 1. 授業は対面で行う。
2. スライドを用いた講義形式で行う。講義後, 講義内容が日常生活とどのような関連があるかを考察し, 提出してもらう (ミニレポート)。もちろん講義の内容を反映していないと出席と認めない。
3. 講義中に調査への協力を求める場合がある。
4. 集中講義は23日ー27日 (5日間) のうち、4コマー3コマに設定している。日程がイレギュラーとなっているため注意しておくこと。
成績評価の方法・基準 期末試験85%, 上記のミニレポート15%として評価する。期末試験は、Moodleの小テスト機能を用うが、受講時間が決まっているので注意されたい。調査や実験等に参加した者にはボーナス点を与える場合がある。
テキスト 田中堅一郎 (編) 産業・組織エッセンシャルズ【第4版】 ナカニシヤ出版 修大生協
参考文献 講義中に紹介する。
主な関連科目 社会心理学、産業心理学、組織心理学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
毎回提出するミニレポートを使用し, 回答は次回の講義中に行う。課題や試験についてのフィードバックが必要な場合にはjigawa91@oita-u.ac.jp までメールで連絡してください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科心理学専攻(自専攻科目) 2014~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(他学科及び他専攻科目) 2014~2016 2・3・4