授業コード | 20060402 | クラス | 02 |
科目名 | 教育制度論 | 単位数 | 2 |
担当者 | 岡本 徹 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 中等教育に係る社会的、制度的考察及び教育課程の意義、編成の方法 |
授業の概要 | 現代の公教育を支える法的構造に基づいて教育制度を理解した上で今日の制度改革を検証する。また、これからの学校にとって大きな課題である学校と地域の連携及び学校安全の対応についても取り扱う。さらに、学校での教育課程編成のあり方を、学習指導要領に示された国の基準や教育委員会の示す地方の基準を踏まえながら明らかにし、その今日的な課題(ICT教育を含む)を現行の学習指導要領の研究を通して把握する。 |
学習の到達目標 | 1.公教育の諸制度や諸課題を教育法規に照らして理解や検討ができる。 2.今日の教育改革に通底する大きな力の構造を理解できる。 3.学校と地域の連携及び学校安全への対応について理解できる。 4.学校でどのようにして教育課程が編成されるかを理解できる。 5.教育課程の基準となる新学習指導要領改訂の基本的考え方及び具体的内容を理解できる。 |
授業計画 | 第1回 | 教育法体系 |
第2回 | 学校とは何か | |
第3回 | 国と地方の教育行政機関 | |
第4回 | 公教育制度の根本原理~教育を受ける権利~ | |
第5回 | 公教育制度の基本原理 義務性、無償性、中立性 | |
第6回 | 今日の教育制度改革(教育課程も含む)の検証 | |
第7回 | 学校と地域の連携 | |
第8回 | 学校安全への対応 | |
第9回 | 教育課程の意義 | |
第10回 | 教育課程の法制 | |
第11回 | 教育課程の編成・運営・評価(カリキュラムマネジメント) | |
第12回 | 学習指導要領の歴史的変遷 昭和22年版~平成10年版 | |
第13回 | 学習指導要領の研究 平成20年版~ | |
第14回 | 新学習指導要領の概要 平成29年版~ | |
第15回 | GIGAスクール構想とICT教育 |
授業外学習の課題 | 各回において指定するテキストの箇所を熟読し、分からない用語や関連事項は調べるなどして、自分の意見や感想及び質問等を準備しておく。 |
履修上の注意事項 | 普段より、身の回りの教育の話題に対して興味を持ち、それについての自分の考えなどを整理しておいてほしい。講義中に質疑応答を行うので、積極的に発言してもらいたい。 対面授業で行うが、コロナの感染状況次第では、全面的に非対面授業に変更になることも予想される。その際にはZoomによる同時双方向の授業形態とする。 |
成績評価の方法・基準 | 学期末試験で評価する。非対面授業に切り替わった場合は小課題と課題研究レポートにより総合的に評価する。 |
テキスト | 岡本徹・佐々木司『現代の教育制度と経営』ミネルヴァ書房2016 |
参考文献 | 中教審答申「新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について」 文部科学省『学習指導要領』2008 田中耕治『よくわかる教育課程』ミネルヴァ書房 2009 斉藤貴男『教育改革と新自由主義』寺子屋新書2004 藤田英典『義務教育を問いなおす』ちくま新書2005 中教審答申「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別 最適な学びと,協働的な学びの実現~(令和3年1月) |
主な関連科目 | 教育原理、教職入門、教育政策学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問は講義中に積極的にして欲しい。そのほか毎授業終了時に受け付ける。メールや研究棟受付カウンターから電話で予約後、研究室でも対応。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(人間関係学科科目) | - | 2014~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(人間関係学科科目) | - | 2014~2016 | 1・2・3・4 |