授業コード 20044602 クラス 02
科目名 社会意識論演習A(方法) 単位数 2
担当者 狩谷 あゆみ 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 メディアとジェンダーをめぐる社会意識の形成と変遷
授業の概要 社会意識とは、ある社会集団の成員に共有されている意識(心性)であり、さまざまな階級・階層・民族・世代・職業などの社会集団ごとに、それぞれの客観的な存在条件によって規定される。この授業では、資料や文献を使用し、メディアとジェンダーをめぐる社会意識がどのように形成され、変化してきたのか、他方で時代や社会的状況が変化しても、どのような点が変化していないのかを考察していく。
学習の到達目標 社会意識に関する理論的枠組みと調査研究の方法を習得し、具体的事例を分析する力を身につけることを到達目標とする。
授業計画 第1回 授業概要、履修上の注意点、レジュメの作り方、報告の方法などを説明。次回からの報告担当者を決める。
第2回 社会意識に関するドキュメンタリー映像を使用したディスカッション(メディアにおけるジェンダー表象)
第3回 社会意識に関する研究報告 (ファッションをめぐる社会意識)
第4回 社会意識に関する研究報告(サブカルチャー研究)
第5回 まえがき、「私ごと」が国民的関心事に?
第6回 家族の語られ方が2010年代に変わった
第7回 エンタメコンテンツとしての家族のストーリー
第8回 家族をめぐる政治・経済的な思惑とメディアの関与
第9回 〈公〉〈私〉のゆらぎと家族の変容
第10回 ジェンダーによるケータイ利用の差異(松田美佐ほか,2014,『ケータイの2000年代 : 成熟するモバイル社会』東京大学出版会)
第11回 高度経済成長期の到来と週刊誌読者(吉田則昭編,2012『雑誌メディアの文化史 : 変貌する戦後パラダイム』森話社)
第12回 ライフスタイルの多様化と女性雑誌(吉田則昭編,2012『雑誌メディアの文化史 : 変貌する戦後パラダイム』森話社)
第13回 ストリートの快楽と権力(阿部潔,成実弘至編,2006,『空間管理社会』新曜社)
第14回 社会意識に関するドキュメンタリー映像を使用したディスカッション(SNSの普及と社会意識の変容)
第15回 メディアとジェンダーをめぐる社会意識に関するまとめ
授業外学習の課題 *報告担当者はレジュメを作成し、報告の準備をしておくこと
*報告担当者以外の学生は、指定した文献を読み、質問、コメントを考え、議論の準備をしておくこと。
*日頃から自主的に研究テーマに関する調査研究および資料収集を行っておくこと。
履修上の注意事項 【対面授業】有
ディスカッション以外の私語は慎むこと。欠席する際は連絡すること。積極的に議論に参加すること。
成績評価の方法・基準 研究発表、ディスカッションへの参加などの授業への取り組み(80%)、小レポート(20%)によって総合的に判断する。
テキスト 橋本嘉代,2020,『なぜいま家族のストーリーが求められるのか』書肆侃侃房
参考文献 吉田則昭編,2012『雑誌メディアの文化史 : 変貌する戦後パラダイム』森話社
阿部潔,成実弘至編,2006,『空間管理社会』新曜社
松田美佐,土橋臣吾,辻泉編,2014,『ケータイの2000年代 : 成熟するモバイル社会』東京大学出版会
主な関連科目 社会学理論など社会学関連科目、情報処理科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問に応じる。メールでの質問や相談に応じる。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) 2014~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) FHHS34217 2017~2021 2・3・4