授業コード | 20031200 | クラス | |
科目名 | コミュニティ論B | 単位数 | 2 |
担当者 | 河口 和也 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 空間の表象文化論 |
授業の概要 | 近年、地理学と社会学は、カルチュラルスタディーズなどの影響を受け、「空間」というキイワードを通して近接してきている。とりわけ、空間論的転回以降、空間は社会的に生産されるものとしてみなされるようになり、表象と分かちがたく切り結んできた。本講義では、社会学や地理学において展開されてきた空間および空間の表象をめぐる理論を紹介する。それとともに現代社会において生起する空間と空間表象をめぐるさまざまなトピックについて考察する。 |
学習の到達目標 | 1.地理学と社会学において空間論的転回以降の理論展開を理解することができる。 2.現代社会において空間がどのように表象されているかを考察することができるようになる |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション‐空間と社会 |
第2回 | 空間概念の問題性 | |
第3回 | 空間の生産:アンリ・ルフェーブル | |
第4回 | 都市空間の形成と資本:デヴィッド・ハーヴェイ | |
第5回 | 第三空間:エドワード・ソジャ | |
第6回 | フェミニズム地理学:ドリーン・マッシー | |
第7回 | ポストモダン都市論 | |
第8回 | 第1回~7回のまとめ・試験とその解説 | |
第9回 | 場所と記憶 | |
第10回 | 郷土の表象 | |
第11回 | 郊外の表象 | |
第12回 | 性的空間の表象 | |
第13回 | ゲーティッド・コミュニティ | |
第14回 | ネオリベラリズムとジェントリフィケーション | |
第15回 | 第9回~14回のまとめ・試験とその解説 |
授業外学習の課題 | 授業で指示する参考文献や事前に配布する資料などをよく読んでおくこと。また、わからない用語などについては自分で調べておくこと。 |
履修上の注意事項 | 【対面授業】 授業中の私語は他の受講者に対して迷惑になるので厳禁とします。同様に、授業開始後の入・退室もできる限り控えてください。この授業は2コマ連続の形態を取っていますので、注意してください。 |
成績評価の方法・基準 | 授業内の数回の試験(70%)、授業内に課すレポート(30%)を総合して評価する。また、欠席については減点することもある。 |
テキスト | 授業の際に適宜指示する。 |
参考文献 | 加藤政洋・大城直樹 編著 2006 『都市空間の地理学』 ミネルヴァ書房 |
主な関連科目 | 親密性の社会学、親密性の社会学演習、表象文化論演習 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問や相談等については、授業中でも、授業終了時でも受け付けますので、遠慮なく申し出てください。また、オフィスアワーを設けますので、そのときに研究室に訪問してくださってもけっこうです。課題に対するフィードバックは、授業内あるいは授業後に随時対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) | - | 2014~2016 | 2・3・4 |
人文学部教育学科(関連学科科目) | - | 2016~2016 | 2・3・4 |