授業コード 20020700 クラス
科目名 西洋文化史 単位数 2
担当者 山尾 涼 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 西洋文化史
授業の概要 人類史における最大の犯罪ともいわれるナチス・ドイツによるホロコースト(*主にユダヤ人に対する組織的な大量虐殺)はなぜ起こったのでしょうか。ドイツ文化史におけるユダヤ人の問題に焦点を当てながら、西洋文化の歴史における暗い〈歪み〉について学んでいきます。適宜、映像資料を用いて、視覚的な理解も促します。毎回授業の最後に、講義の理解度を確認する記述式の課題を出しますので、授業中にワークシートに取り組む必要があります。ワークシートは成績評価の対象です。

①本講義の第一の狙いは無論ユダヤ人の歴史とホロコーストに関する知識を獲得することです。しかし同時に、以下の4つの能力を向上させることも大きな目標として掲げています。
1.自ら主体的に思考する力 
2.他者とコミュニケートする力 
3.説得力のある発言をする力 
4.論理的な日本語を書く力
学習の到達目標 ①ドイツ文化とユダヤ人の歴史に関して基礎的な知識を獲得する。
②ホロコーストに至るまでの過程を理解して、第二次世界大戦以降の人類の課題について記述することができるようになる。
授業計画 第1回 ホロコーストとは
第2回 ユダヤ人の定義
第3回 ディアスポラ
第4回 迫害の理由と背景
第5回 金貸し業
第6回 ゲットー
第7回 ルターとユダヤ人
第8回 啓蒙時代のユダヤ人
第9回 同化ユダヤ人
第10回 ワイマール共和国時代のユダヤ人
第11回 反ユダヤ主義
第12回 第三帝国時代のユダヤ人
第13回 反ユダヤ的政策
第14回 絶滅計画
第15回 前期の総括 まとめのテスト
授業外学習の課題 1. 講義中に配布する資料は各自で読む
2. 分からない用語は辞書で調べる
(目安:週に60分程度)
履修上の注意事項 ナチス政策やヒトラーを擁護もしくは信奉する発言や記述をする学生に対しては、受講を取りやめてもらうことがあります。不可をとらないためには、毎回必ずノートを取り、講義内容を理解して課題を真剣に記入する必要があることを充分に理解してから受講してください。

挙手で質問に答える、課題にしっかり取り組むなどの積極的な受講態度は加点の対象としますので、ぜひ前向きに取り組んでください。

履修上必要なもの

1.主にドイツとユダヤに関する文化史について学ぶことに対する興味と関心
2.ノート(ルーズリーフ可)。必ず板書をしてください

予備知識は特に必要ありません。作家名、作品名、キーワードなどを原文で挙げた場合は日本語を併記します。
成績評価の方法・基準 定期試験70%、課題30%で評価します。5回以上の欠席は不可です。
テキスト 必要なプリントは適宜配布します。
参考文献 『ホロコースト ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌』芝健介著、中公新書、2008年。
主な関連科目 総合教養講義a(西洋文化論)、総合教養講義a(ドイツ文学)、文化論、上級外国語(ドイツ語)、言語と文化Ⅲ・Ⅳ、ドイツ語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
毎回提出するワークシートに記述してもいいですし、講義後などに質問してもらっても構いません。メールでも大丈夫です。メールでの質問方法に関しては、初回に説明します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科心理学専攻(人文学部総合科目) 2014~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(人文学部総合科目) 2014~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(人文学部総合科目) FHHS20201 2017~2021 2・3・4
人文学部教育学科(教職専門科目群) 2017~2018 2・3・4
人文学部教育学科(教職専門科目群) FHED24316 2019~2021 2・3・4
人文学部英語英文学科(人文学部) 2014~2016 2・3・4
人文学部英語英文学科(人文学部総合科目) FHEN20001 2017~2021 2・3・4